【ソフトB】サヨナラで今季初の4連敗!M点灯またまたお預け
2014年9月21日6時0分 スポーツ報知
◆西武6x―5ソフトバンク=延長10回=(20日・西武ドーム)
これが優勝の重圧か。延長10回。今季MVP級の活躍を続け、日米通算700試合登板の節目でもあった五十嵐が、1死も取れずにサヨナラ負けを食らった。無死二、三塁から脇谷の打球が中前に抜けると、顔をしかめた。「自分のピッチングができなかった」と右腕。今季6度目のサヨナラ負けでマジック(M)点灯を目前にしながら今季初の4連敗を喫した。
3年ぶりのV奪回への重圧がナインを硬くしたのか。2回までに4点をリードしながらミスを連発。4回2死二塁で明石が“トンネル”。2点差にされた。先発・飯田を4回で見切った継投も岩崎、森の2投手とも2イニング目に失点した。
さらに攻撃面では走塁ミス。7回2死一塁で内川の左翼線二塁打で柳田が本塁突入も憤死。同点の9回2死一、二塁では代打・長谷川の左前打で、三塁コーチ担当の笘篠外野守備走塁コーチが腕を回していたにもかかわらず、柳田が本塁突入を“自重”。二塁をオーバーランしていた内川が戻り切れず二塁でタッチアウト。「何で(柳田が)止まったか分からない。ウッチーがおとりになるのはセオリー」と笘篠コーチは目をつり上げた。
8回攻撃中にオリックスがサヨナラ負け。勝てばM6が点灯するはずだったが、M点灯に王手をかけながら4日連続で足踏み。21日はM5の点灯を目指す戦いになる。秋山監督は「プレッシャーだね。いつもできてることができない。開き直ってやるしかない」と、V奪回に向け気合を入れ直した。(戸田 和彦)