慰安婦誤報 朝日はSTAP細胞で理研に求めたことを自ら実践せよ:イザ!

2014.9.6 18:05

慰安婦誤報 朝日はSTAP細胞で理研に求めたことを自ら実践せよ

【高橋昌之のとっておき】

 朝日新聞が過去の慰安婦報道の一部を取り消したり、誤用を認めたりした問題は、同社の対応に批判が強まる一方で収まる気配はありません。一部週刊誌の新聞広告を拒否した問題に続き、4日も朝日の慰安婦問題に関する検証記事を批判したジャーナリストの池上彰氏の連載記事原稿掲載を拒否したものの、池上氏から連載中止申し入れを受けて一転、掲載するという迷走がありました。

 これらを受けて、当初は朝日の慰安婦報道検証記事のことを報道していなかった新聞も、この問題を報道せざるをえなくなりました。朝日がいくら幕引きにしたいと思っても、もはやそうできない事態に発展しているわけです。

 その原因はただひとつです。朝日が8月5日付朝刊で過去の慰安婦問題に関する誤報を認めたものの、それが国内外に与えた影響の検証と謝罪を行わず、報道機関としての責任を果たしていないからにほかなりません。それどころか、同月28日付朝刊では「慰安婦問題 核心は変わらず」という見出しで「問題のすり替え」「開き直り」とも受け取れる内容の記事を掲載し、批判をさらに強める結果となっています。

 これでは朝日の読者を含めて誰もが納得できないのは明らかです。そのことには朝日自身も気付いているはずで、私が8月16日の前回のコラムで指摘した通り、慰安婦問題に関する記事は書けないという自縄自縛に陥っています。

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