ベイビーレイズ１２・１８武道館！署名１万人超えた！ファンが解散救った

　女性５人組グループ「ベイビーレイズ」が２０日、東京・鶯谷の東京キネマ倶楽部で全国ツアーの最終公演を開催。１２月１８日の日本武道館でのライブ決定が発表された。

　「デビュー２年以内に武道館公演ができなかったら解散」を“公約”にしてきた。この日までに、公演開催を後押しするファンの署名が１万人に達しなかった時には、年内での活動終了が告げられていた。ステージ上では元気いっぱいの姿を見せて来たが、心の中では不安を抱え、「解散」の２文字と戦ってきた。

　ライブ中盤、ステージ後方のボードに書かれた、紙で隠された数字をリーダーの傳谷（でんや）英里香（１８）が発表。途中、紙が破れ、下３ケタだけが見えるアクシデントを挟み、「１３８７２」の文字が現れた。その瞬間、６００人のファンからこの日一番の歓声。傳谷は思わずその場に座り込み、大矢梨華子（１７）は両手を突き上げて喜びを表した。

　目元ににじんだ涙を拭った傳谷は「１２月１８日、武道館に行きます！」と絶叫。「５人だけの力じゃありません。励まし合って、背中を押し合って来た皆さんの応援があったから。たくさんの人に感謝しています」と深々と頭を下げると「幸せだね～」とメンバーたちと喜びを分かち合った。

　「乗り込み！乗っ取り！アイドル」を自称。武道館でＡＫＢ４８ら他のアイドルが公演を行う際に会場外でティッシュ配りをし、自分たちの名前を売る“ゲリラ活動”をしてきた。その必要はなくなったが、気を緩めるつもりはない。傳谷は「今、ステージに立っても（客席を）埋められないと思う。もっと磨きをかけないと」。これから３か月、さらにレッスンを重ね、堂々と「聖地」に立つ。