ヤンキース5-2ブルージェイズ(21日、ニューヨーク)米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(25)がブルージェイズ戦に先発し、六回途中5安打1失点だった。右肘靱帯の部分断裂の故障から、75日ぶりのメジャー復帰マウンドで、めどとされたジャスト70球を投げ、チームの5-2勝利にも貢献。田中は大事な復帰戦で7月3日のツインズ戦以来、80日ぶりの白星となる13勝目(4敗)を挙げた。
復活へ向けての第1球、田中は一回、先頭レイエスへ148キロの速球を投げ込んだ。これがボールになり、ファウル、ボールとカウント2-1からの4球目、144キロを完璧に捉えられ右前打とされた。続くバティスタにも外角146キロを右前に運ばれ、無死一、三塁のピンチ。だが、3番エンカーナシオンを内角146キロのツーシームで詰まらせ遊ゴロ併殺打に仕留めた。この間に先制点を献上したが、4番ナバロを140キロのスプリットで空振り三振に斬り、最少失点で切り抜けた。