秋山成勲、攻めて攻めて39歳涙の復活撃勝
<UFC:ウェルター級5分3回>◇20日◇さいたまスーパーアリーナ
秋山成勲(39)が、約2年半ぶりのUFC復帰戦を白星で飾った。左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の影響を感じさせず、アミール・サドラーを最後まで攻め続け、3-0の判定勝ち。UFCの連敗も4で止めた。
試合終了のブザーが鳴るまで、秋山はパンチを振り下ろし続けた。1回に掛け投げでテークダウンを奪い、肘、パンチで攻撃。2回には右ストレート、左フックでぐらつかせ、相手に馬乗りになってパンチを浴びせる。2回で勝利をほぼ決定付けても、アグレッシブに戦いを挑んでいった。
勝利のコールを受けると涙があふれた。「自分よがりかもしれませんが、この会場で自分を応援してくれるファンの声が1番大きかった。勝利っていいもんだと、39歳にして本当に感じた」と喜びをかみしめた。
左膝前十字靱帯を断裂し、12年5月に移植手術を受けた。膝の状態は全盛時の7、8割しか戻っていない。今大会出場が決まってからは、総合格闘技界では異例の出げいこを積極的に行い、相手との距離を取り、足を使う戦い方も練習した。それでも「顔がぐちゃぐちゃになっても最後まで立っていることが理想」と不安を隠さなかった。
そんな秋山に勇気を与えてくれたのが、前WBC世界フライ級王者八重樫の戦いだった。格上のゴンサレスに打たれても打たれても打ち返す攻めの姿勢に感銘を受けた。「テレビでくぎ付けになって見ました」。八重樫の攻めの姿勢を秋山も貫いた。
試合後、戦いたい相手をきかれバンダレイ・シウバの名前を上げた。そのシウバがこの日朝に引退発表したと聞き「ショック。すごくあこがれていたから寂しい」と口にした。38歳で引退した目標のシウバ。39歳の秋山は、まだまだ歩みを止めない。【桝田朗】
[2014年9月21日10時10分 紙面から]
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