有毒キノコ:道の駅でツキヨタケ販売か…滋賀・高島
毎日新聞 2014年09月21日 21時42分(最終更新 09月21日 23時29分)
滋賀県は21日、同県高島市朽木市場の「道の駅くつき新本陣」で販売されたキノコを食べた人が、腹痛と嘔吐(おうと)の症状を訴えていると発表した。いずれも軽症という。有毒キノコ「ツキヨタケ」の可能性があり、県は購入者に食べないよう呼びかけている。
県によると、市内の住民が18日に近くの山の同じ木から食用の「ヒラタケ」と思ってキノコを採り、道の駅が20日に計12パック(1パック2、3個入り250円)を販売した。パックは全て売り切れた。食べた愛知県の客から21日に「腹痛などの症状が出た」との連絡があり、別の人も同様の症状を訴えていることが判明。残っていたキノコを調べたところ、すべてツキヨタケと分かった。
県によると、ツキヨタケを食べると食後30分〜1時間ほどで中毒症状が表れるが、翌日から10日程度で回復するという。【村瀬優子】