【蠢く中韓】モンゴルの燃えるような中国人嫌いと韓国人蔑視 (1/2ページ)

2014.09.20


安倍首相(右)との会談を終えて手を振る、モンゴルのエルベグドルジ大統領=4月、首相公邸【拡大】

★(4)

 モンゴルは親日国家だが、地政学上の宿命で、ロシアと中国とは深い政治の絆に挟まれ、締め付けられている。

 主要輸出品は石炭や鉱物資源で、内陸国ゆえ、主な買い手はトラック輸送が可能な中国だ。経済援助は日本だけでなく、ロシアからも受けている。

 安倍晋三首相は昨年3月、首都のウランバートルを訪問した。答礼として同年9月に、アルタンホヤグ首相とエルベグドルジ大統領が相次いで訪日した。安倍首相は、大統領を私邸に招いた。

 この直後、モンゴルを競って訪問したのが、中国の習近平国家主席と、ロシアのプーチン大統領。日本の出ばなをくじこうというわけだ。

 とはいえ、モンゴル人の対中感情は極めて悪い。石炭は買いたたかれ、トラック運転手も中国人ばかり。地元への還元が少なく、中国相手の商売では、モンゴル経済は潤わないのだ。

 ウランバートル最大のデパートは韓国系で、中の飲食店も寿司バーではなく圧倒的に韓国バーベキューだ。これはモンゴルのチンギスハン鍋と同類だからだが、韓国人の評判も相当悪い。モンゴル人はモラルを重視する朴訥(ぼくとつ)な牧畜民ゆえ、大声で自己主張する民族は嫌われる。

 ウランバートルの中心部には高層ビルが立ち並ぶ。近代的なカフェの隣は、社会主義時代のいかめしい建物、その隙間には貧困な長屋風のアパート。郊外に少し出ると、牛やヤギ、馬が放牧されている。冷戦が終わり、モンゴルからロシア軍(ソ連軍)は去った。代わりに入ってきたのが中国と韓国資本で、モンゴル人が期待した日本企業はまだまだ少ない。

 

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