杉村和将
2014年9月21日22時07分
岩手県陸前高田市の小友(おとも)地区の水田で、米の収穫が4年ぶりに始まった。東日本大震災でがれきに覆われた水田は今春、土の入れ替えなどをへて、87ヘクタールで作付けされた。黄金色になった稲穂の刈り取りは10月上旬まで続く。
農機具の流失や高齢化、後継者不足で、地区の農家約400人の多くが廃業を考えたが、今年3月、農家らが農事組合法人サンファーム小友を立ち上げ、土地を集約して再出発した。
栽培したのは、震災後に地元で作られたブランド米「たかたのゆめ」など。収穫した村上強(つよし)さん(43)は「新しい土で稲が育つ地力があるか心配した。よく育った」と喜んだ。(杉村和将)
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