京都タワー:認知症、啓発の光…オレンジ色にライトアップ

毎日新聞 2014年09月21日 20時24分(最終更新 09月21日 22時48分)

世界アルツハイマーデーに合わせてオレンジ色にライトアップされた京都タワー=京都市下京区で2014年9月21日午後6時34分、本社ヘリから梅田麻衣子撮影
世界アルツハイマーデーに合わせてオレンジ色にライトアップされた京都タワー=京都市下京区で2014年9月21日午後6時34分、本社ヘリから梅田麻衣子撮影

 世界アルツハイマーデーの21日、京都市下京区の京都タワー(高さ131メートル)がオレンジ色にライトアップされた。認知症支援のシンボルカラーで、午後6時半から3時間半、古都を照らした。

 公益社団法人「認知症の人と家族の会」(本部・京都市)による啓発活動の一環で、今年で2回目。今年度の標語は「認知症 見守る地域に つながる絆」。高見国生代表理事(71)は「認知症による徘徊(はいかい)で身元不明のまま施設に収容されたり、事故に遭ったりするケースも多い。多くの人に関心を持ってもらい、徘徊事故を防ぎたい」と話した。

 厚生労働省研究班の推計では、65歳以上の認知症患者は462万人(2012年時点)。警察庁のまとめによると、家族などから捜索願(行方不明者届)が出された認知症の人は1万322人(13年)に上る。【岡崎英遠】

最新写真特集