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 地中海の島国マルタが、エボラ出血熱に感染した疑いのある船員を乗せた貨物船の寄港を拒否したことが分かった。ムスカット首相は18日の会見で「情報が不足し、問題の大きさが分からない中で、医療システムを危険にさらせなかった。判断は倫理的にも法的にも正しい」と主張した。

 地元紙「タイムズ・オブ・マルタ」(電子版)などが報じた。貨物船は船員21人。エボラ出血熱が流行しているギニアからウクライナに向かう途中だった。

 感染が疑われた船員はフィリピン国籍。船は17日、医療支援を要請したが、マルタ当局は症状がエボラ出血熱に似ているとして拒否。船を領海内に入れないようにしたという。