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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】和田、5イニング1失点締めで来季へ手応え 球団がオプション行使で残留へ2014年9月20日 紙面から ◇ドジャース8−4カブス“メジャー1年目”を有終の美で飾った。カブスの和田毅投手(33)は18日(日本時間19日)、地元でのドジャース戦に先発して5イニングを5安打1失点と好投。救援陣が崩れて5勝目はならなかったが、今季最後のマウンドで上々の投球を披露した。渡米1年目の2012年に左肘手術を受け、復帰元年となった今季は12試合で4勝3敗、防御率3・22。来季の契約は球団に選択権があるが、日本時代の力を取り戻しつつある左腕は残留が濃厚だ。古豪復活の鍵を握る一人として、15年は開幕から先発ローテの一角を担う。 真価を見せた。4回1死一、三塁。ピンチを迎え、和田の左腕がしなった。4番ケンプはスライダーで空振り三振。5番ラミレスは「変化球を狙っている」と読み、4球続けて直球。カウント2−2と追い込み、最後も内角低めに90マイル(約145キロ)直球を投げ込んで見逃し三振に仕留めた。「見逃し(三振)が取れる確信があった」。経験に裏打ちされた大胆な投球術。時事電などによると、ベテランは事もなげに振り返った。 気合十分だった。2、3日前から感じていた左太もも裏の違和感。だが、「行けるところまで行こう」と集中すると、低めを突いてナ西地区首位のドジャースを相手に3回まで許したのは四球による走者一人だけ。5回に連打を浴びて1点を許したが、勝利投手の権利を持ったまま80球でお役御免。「太ももを考慮されたと思う。今日は気持ちだけでした」と充実の表情を浮かべた。 渡米1年目で左肘を手術し、一度もメジャー登板がないまま昨オフにオリオールズを解雇された。カブスにはマイナー契約で拾われた。メジャーデビューは7月8日のレッズ戦。3年目の夏場にようやく「一歩目」を踏み出し、以降は左ふくらはぎけいれんでの途中降板など曲折もあったが、先発ローテを守り抜いた。12試合で4勝と白星には恵まれなかったが、本人も「肩、肘に大きなけがなく投げられたのは自信になる」と納得顔の及第点の投球だった。 若手の起用を優先させるため、和田の今季登板はこれが最後。今オフの去就が未定な左腕にとって、この日のマウンドは最終テストの意味合いもあったが、レンテリア監督は「今日もいい仕事をしてくれた。彼はいつも勝つチャンスを与えてくれる」と評価した。球団地元紙シカゴトリビューン(電子版)によると、来季は球団が契約選択権を保有。ただ、金額は500万ドル(約5億4500万円)とお買い得感が高く、再契約濃厚だ。 「(来季のことは)僕には決められない」。メジャー4年目について和田は苦笑したが、「今年よりいい状態に持っていく自信はある」。手応えをつかんだ“1年目”。来季は開幕からフル回転し、自信を確信に変える。 PR情報
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