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【プロ野球】

福留、阪神で初猛打賞

2014年9月20日 紙面から

10勝目を挙げ、笑顔を見せる藤浪(左)。右は福留(佐伯友章撮影)

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◇阪神9−3中日

 中日は最多勝を争う山井が5イニング8失点の乱調。大敗で5位に転落した。3番手で登板したドラフト1位ルーキー・鈴木翔は1イニングを3人で抑えた。阪神は藤浪が7イニング3失点で2年連続の10勝。打線は2点を追う1回に福留の適時打など3得点で逆転。その後も3回の福留の8号ソロなどで着実に加点した。

    ◇

 6度目の対戦でようやく土をつけた。阪神打線が今季3敗を喫し、苦手にしていた中日の山井を攻略。藤浪に2年連続2ケタ勝利をプレゼントし、山井らと最多勝を争うメッセンジャーを強力に援護した。

 スタートは拙い守備から始まった。1回1死一、二塁で森野のゴロを処理した上本が二塁へ悪送球。いきなり2点を失った。ここから野手が奮起。失策した上本が三遊間を破ると、福留の中前打適時打などで同点に。2回以降も得点を重ね、6回までに福留の8号ソロなどで9点を奪って試合を決めた。

 「ホームランは打席に入る前にツヨシ(西岡)が『打てますよ』と予言したので打てた」。最近5試合で3本塁打と調子を上げてきたベテランは3安打。阪神に移籍して2年目にして初めて猛打賞をマークだ。

 「盆と正月が一緒にきた感じ」。こう表現した福留らの頑張りで山井を打ち崩した。目下12勝し、最多勝争いをしているメッセンジャーが、がぜん有利になった。

 クライマックスシリーズへ向けても、打線が活発になったのはこれ以上ない好材料だ。和田監督は「これまでやられていたピッチャーを打てたのはよかった。(福留は)コンディションさえよければこれぐらいやれる選手。もっとやってくれると思う」と、ラストスパートへの手応えを口にしていた。 

  (中山隆志)

 

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