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「イレブン近平」でニュースキャスターを解雇、インド国営テレビ

2014年09月20日 17:15 発信地:ニューデリー/インド

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1/6 「イレブン近平」でニュースキャスターを解雇、インド国営テレビ ▲ キャプション表示
×インド・アーメダバード(Ahmedabad)に到着し、カメラに向かって手を振るナレンドラ・モディ(Narendra Modi)インド首相(右)、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席(中央)、彭麗媛(Peng Liyuan)中国国家主席夫人(左、2014年9月17日グジャラート州情報局提供)。(c)AFP/Gujarat Information Bureau
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【9月20日 AFP】外国の指導者の氏名をどう発音するかは、世界中のニュースキャスターにとって頭痛の種だ。インドで19日、あるキャスターがこの問題で職を失う憂き目に遭った。中国の習近平(Xi Jinping)国家主席の姓をローマ数字の11(XI)と勘違いし、放送中に「イレブン近平(Eleven Jinping)」と読み上げてしまったのだ。

 インドの国営テレビ、ドゥールダルシャン(DoordarshanDD)でニュース番組を担当していたこのキャスターが重大なミスを犯したのは18日夜。注目の習国家主席の初のインド公式訪問について伝える原稿を読んでいる時だった。

 その後、このキャスターが解雇されるのではないかという未確認情報が飛び交ったが、ドゥールダルシャンはで19日午後、ツイッター(Twitter)の公式アカウントでこのキャスターを解雇したことを明らかにした。ただ、キャスターの氏名は公表しなかった。

 ツイッターに投稿された文面は、「お知らせ:中国国家主席の氏名を誤って発音したDDのニュースアンカーは契約を解除されました」だった。

 DDのジャワハル・サルカール(Jawahar Sircar)社長はツイッターで、こうした事案の再発を防止するための措置だと述べると共に、「体制の改善を進めている」と説明している。AFPはDDに取材を申し込んだが、今のところDDから返答はない。

 かつては国内唯一のテレビ局だったDDだが、1990年代初頭に民間のテレビ放送が始まって以来、その影響力は急速に低下している。

 今回の失態は、自らの64歳の誕生日にレッドカーペットで習国家主席を出迎え、故郷アーメダバード(Ahmedabad)のリバーサイドに張ったテントで優雅な夕食会を開いたナレンドラ・モディ(Narendra Modi)印首相の新政権にとって恥ずかしい出来事だった。(c)AFP

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