便利さで「アジアのハブ」目指す羽田空港

本紙東京特派員ルポ

 差し迫った危機意識は30年間維持してきた「羽田は国内線、成田は国際線」という鉄壁のような規制を一気に押し崩した。羽田に国際線ターミナルを新設し、民間航空会社が自由に路線を新設できる「オープンスカイ政策」も導入した。深夜時間帯の離着陸階数も大幅に増やした。

 首都大学東京の杉浦一機客員教授は「当初は成田空港が立ち行かなくなると羽田空港の国際線拡大に反対する世論が目立った。放置すれば成田も羽田も没落するという危機意識が広がり、羽田拡張の反対論が下火になった」と話した。規制撤廃と新規投資で国際線は現在欧州、中東、米州、アジアの主要27都市をカバーしている。2009年に270万人だった国際線利用客は昨年には800万人を超え、今年は1200万人を突破する見通しだ。

 羽田空港は韓国からの乗り継ぎ客も本格的に攻略し始めた。羽田で会ったイ・ジェボムさん(25)は「羽田経由で米国に行く日本の航空会社の運賃が直行便よりも30%以上安かった」と話した。イさんは朝10時に羽田に到着し、東京を観光後、翌未明に米国行きの便に乗った。韓国人、中国人の乗り継ぎ客を狙い、中国語、韓国語の案内員を置いた24時間対応の電話情報センター、韓国語や中国語でニュースを伝える電光掲示板も空港の各所にあった。

 羽田は乗り継ぎ客誘致のため、今月末に地上8階、客室数313室のホテルも開業させる。ホテルは出国ロビーに直結している。プライベートジェットのための施設も新設した。仁川空港を利用する地方の乗客を誘致するため、10月には羽田-名古屋便を32年ぶりに復活させた。

東京= 車学峰(チャ・ハクポン)特派員
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