名古屋駅直結の地下街「ユニモール」は19日、2015年秋にかけて大規模な改装工事を実施すると発表した。一部の工事はすでに始まっており、改装の第1弾として、新たに出店する「星乃珈琲店」など24店を含む37店が今月から来月にかけてオープンする。

 ユニモールは1970年の開業で、現在の店舗数は90。トイレやシャッターの更新に合わせ、シニア向けが目立った婦人服店を20~30代向けに入れ替え、働く女性向けの衣料品を充実させる。再開発が進む名駅地区では高層ビルが次々と完成する予定で、オフィスで働く人が増えるとみているからだ。

 栄地区でも、78年開業で、地下街として名古屋市内最大の「セントラルパーク」が来年秋にかけ、全100店のうち3分の1を入れ替える大規模改装を実施する計画だ。高層マンションの建設で周辺の居住人口が増えていることから、輸入食品店やコンビニを導入する。名古屋市によると、市内に地下街は15カ所ある。多くが開業から40年以上経ち、老朽化が進んでいるという。(大隈悠)