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CSS Nite LP36 「ビジネスに活用できる2014年SEOトレンド」参加レポート

In: SEO対策

20 9月

CSS Nite LP36 powered by In-house SEO Meetup
2014年9月20日(土)に開催された「ビジネスに活用できる2014年SEOトレンド」に参加しました!

国内の主要SEOプレイヤーの方々が出演されるという事で、英語SEOに関わっている者としては貴重なお話を伺う機会だと思い、参加する事に致しました。どのように皆さんの考えを英語SEOに応用できるかという観点でセッションを聞いていこうと思います。

途中、途中でメモを更新しますが、追って、整理したいと思います。

いや~それにしても
11:00-19:40(開場10:30)とかなりの長丁場ですね。その後の懇親会も含めると12時間くらい…

本セミナーのねらい(本サイトより抜粋)

「SEO=キーワード+タグ+テキスト+リンク」で集客のためという段階を越えて、事業成果に結びつけるために行うべきことを、最近のトレンドと合わせて 把握できるようになる。現時点では「SEO担当」の人が「オンライン事業の中核」にステップアップするために把握しておくべき全体像をつかめるようにな る。

今回の見どころは、コンテンツマーケティング!
構造化データ、スマホ等の最新のトレンドを抑えつつも、コンテンツマーケティングに関する話が盛り沢山のようです。

セッション概要と出演者

【仮】基調講演:これからのSEOを勝ち抜くために- 15年のSEO歴を通して今、この先に見えるもの - 
アイオイクス株式会社 滝日 伴則氏

ゼロから始めるセマンティックSEO&構造化データ
鈴木 謙一氏

売上があがる「コンテンツSEO」徹底解説
山田 明裕氏

ライブ ウェブマスター ハングアウト(Google 社員によるライブ Q&A)
グーグル株式会社 金谷 武明氏、田中 清隆氏、長山 一石氏
株式会社インプレスビジネスメ ディア 安田 英久氏

コンテンツ施策の立案から運用体制の設計まで〜ユーザーと対話する体制設計図〜
床尾 一法氏

 キーワードマーケティングとしての売れるスマホ・ランディングページ。
〜リスティング広告で高収益を出す方法とSEOへの応用とは?
滝井秀典氏

そもそも論で考えよう!SEOを強化するコンテンツ制作術 2014
松尾 茂起氏

かなり豪華なメンバーでした。やはり、キーワードはコンテンツですね!
それぞれのセッションの概要と感想はこちらから!

 随時、更新していきまーす!

 

【仮】基調講演:これからのSEOを勝ち抜くために- 15年のSEO歴を通して今、この先に見えるもの

アイオイクス株式会社 滝日 伴則氏

1.今、SEOがどう変化しているのか?何故なのか?

2.変化についてどう適応していくべきか?

という2点について話されていました。

 

リンク→オーソリティ
キーワード→コンテンツ
ページランク→オーサーランク
PC→マルチデバイス

これまでのSEO
リンク構築
キーワードリサーチ
内部の最適化

これからのSEO
コンテンツマーケティング
データの最適化
スマホ対応
サイトスピード
リンク構築
マークアップ
SSL?
と大きくSEO要因が大きく変わってきている。

Googleがこれまででかつてないほど進化している。 2010年台に入って、急激に更新の頻度が増えている。

2012年ペンギン上陸
→人工リンク撲滅

2013年ハミングバード来訪
→とにかく賢くなった。

・サーチエンジン

→ナレッジエンジン
知識のエンジンとして進化
検索キーワードの意図を理解して求めらる答えを出すようになった。
Google自体が

→アンサーエンジン
答えを返すエンジンとなった。
スマホ、アンドロイドベースで質問をすると答え(最適な結果)を返すようになっている。

Googleは、検索エンジンからモバイルAI・ロボットへ

ラリーページ
”我々はいずれ、人間より賢く物事を考え、行動する機会を作る事ができるだろう”

マットカッツ
”バックリンクはまだまだ長い間価値を提供し続けるだろう”
”ページのコンテンツの品質が最も重要な要素となるはずだ”

否定できない現実
リンク重視のSEOは効果がなくなる
コンテンツの関連性と品質がより重要になる。

今後のSEOで大切なことは?

コンテンツ:検索ユーザーを意識したコンテンツ設計と構築
オーソリティ:コンテンツの継続発信によるブランドの構築

つまりこれからのSEOは、ほとんどコンテンツマーケティングが重要になる。
コンテンツマーケティングを成功させるための補完手段。

コンテンツマーケティング
SNS、スマホ普及によるマーケティングの潮流として注目されてきている

インターネットをコミュニケーションツールとして活用する人が圧倒的に増えてきた。
→自分でユーザに役立つ情報を自ら構築し発信してきている。

SEOの観点からのコンテンツマーケティング
→リンクが通じなくなってきたので、コンテンツに置き換わっているだけ?
→集客に力点が置かれがち…
→ロングテール狙いのひたすらコンテンツを構築し、

顧客との関係を構築する為でなく、一発バイラル狙いだったり、安くコンテンツをひたすら作り続けるような事ばかりだと
コンテンツSEO≒NEWスパムになりかねない。

SEOをよりビジネスに活用していく。

SEOの観点で、コンテンツを考える…

これまでユーザー目線でキーワードをリサーチしていたように、
検索ユーザーの視点でコンテンツニーズを考えられる
ターゲットユーザーの

その結果、集客数が増える、オーソリティが構築される、コンテンツの満足度が高まる。

検索エンジンギークではなく、マーケッターになろう!
検索エンジンの向こう側にいるユーザさんの事を考え、コンテンツを構築しよう。

滝日さんの家ワインの事例
PPC、メディア、アフィリエイト
唯一の救いは、Facebookを通した情報発信を踏まえ、いいね!が増えていた。
コンテンツの戦略
⑴ 検索ニーズのあるキーワードを探し、

ワインには興味はあるけど検索しないレシピ×美味しいワイン
初心者向けワインコンテンツ
月20本くらいのペースで発信

検索経由で半年間でトラフィックも2倍
ソーシャル経由のトラフィックで9倍に増やす事が出来た。
様々なキーワードでロングテールのコンテンツが引っかかって上位表示された。
コンバージョン率は低下したものの、

月間外注費:20万円
FB広告費:10万円
総額:30万円/月

プラス人件費の半分くらいを考えると…
月に50万円くらいかかっていた。

積み重ねたコンテンツは残る。
コンテンツは効果が出るのに時間がかかる。
半年ちょっと頑張れば、少しずつ成果が出る。

チャプター4.自ら実践して分かった事
いきなり成果が出るわけではない。

コンテンツマーケティングの極意
担当者が真剣に取り組む事が大事
SEOとソーシャル、運用で成功に導く
まずは、半年地道に続ける事が結果を産む。

ブライアント
”これまではSEO、ソーシャルメディア、コンテンツマーケティングが分断して取り組まれてきた
説得力のあるコンテンツを軸に、SEOやソーシャルメディアを駆使したよりホリスティック(全体的な)マーケティングが求められる”

日本のSEO担当者の新しい夜明けが始まる!

”ユーザーに焦点に絞れば、他のものは後からついてくる”

感想

SEOの変化を乗り切り、キーワードをユーザー目線で選定していたように、コンテンツをユーザーさん目線で構築するという考えは面白かった。

複数のターゲットを設定し、ユーザーニーズに合ったコンテンツを構築する事は、ターゲットが国や属性等、幅広く想定できる英語圏のSEOでも活用できそう。

実際、米国のクライアントもコンテンツ経由が増えているが、まだまだCVに結び付けるまでに時間がなっている。

滝日さんの家ワインの事例では、Facebook経由のトラフィックが伸びていたが、コンテンツの構築+ターゲットと接点のある露出起点の構築はコンテンツSEOを行う上で重要だと感じました。

 

 

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