諫山卓弥
2014年9月20日08時47分
太平洋戦争中に南太平洋で撃沈された旧日本海軍の駆逐艦の撮影に、水中写真家の古見きゅうさん(36)が成功した。水深が深く、一般のダイバーが見ることはかなり難しいという。古見さんは「この写真が、南の島での戦争を考えるきっかけになれば」と話している。
この駆逐艦「追風(おいて)」は1944年2月、旧日本海軍の基地があったトラック諸島(現ミクロネシア連邦のチューク諸島)が米軍機の大規模な空襲を受けた際に撃沈された。他船の乗員を救助した後の沈没だったため、多くの犠牲者が出たという。
古見さんによると、船はチューク諸島の北側、水深約70メートルの海底に二つに折れて沈んでいる。甲板上には大砲らしきものが残されており、内部には遺骨も確認できたという。(諫山卓弥)
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