【保存版】CSS Nite LP36「ビジネスに活用できる2014年SEOトレンド」レポート #cssnite_lp36
CSS Nite LP36「ビジネスに活用できる2014年SEOトレンド」の参加レポートです。
毎年9月に行われるSEOの祭典ということで今回はリアルタイムに更新をしてみようと思います!
公式サイト:CSS Nite LP36「ビジネスに活用できる2014年SEOトレンド」(2014年9月20日開催)
CSS Nite LP36・セッション
1.これからのSEOを勝ち抜くために- 15年のSEO歴を通して今、この先に見えるもの/滝日 伴則(アイオイクス)
2.ゼロから始めるセマンティックSEO&構造化データ/鈴木 謙一(海外SEO情報ブログ)
※ライトニングセッションは省略しています。
1.これからのSEOを勝ち抜くために- 15年のSEO歴を通して今、この先に見えるもの/滝日 伴則(アイオイクス)
これからSEO対策として何をやっていくべきなのか?
これまでのSEO
・キーワードリサーチ
・内部最適化
・リンク構築
これからのSEO
・コンテンツマーケティング
→ソーシャルメディア対応、スマホ対応、キーワードリサーチ、データ構造化…など
Googleが進化を遂げている
→2000年代・年に数回くらい
→2010年代・更新が増えていている
2012年
ペンギンアップデート・人工リンクを撲滅
パンダアップデート・低品質コンテンツを一掃
2013年
ハミングバードアップデート・とにかく賢くなった
(その他にもアップデートが続いている)
Googleの進化
サーチエンジン
→ナレッジエンジン(Google自身が簡単な知識を返す)
→アンサーエンジン(どういう質問なのかを理解してその回答を返す/行動履歴や検索履歴で返す)
Googleのイノベーション
第1期 検索
第2期 モバイル
第3期 ロボット・AI(人がいなくても動く車など)
ラリー・ペイジ
「我々はいずれ人間より賢く物事を考え行動する機会を作ることができるだろう」
マット・カッツ
「バックリンクはまだまだ長い間価値を作ることができる」
「ただし時間をかけて価値が下がってくる」
「ページのコンテンツの品質が重視されていく」(コンテンツの関連性と品質が重要になってくる)
今後のSEOで重要なことは?
コンテンツ:検索ユーザーを意識したコンテンツ設計と構築
オーソリティ:コンテンツの継続発信によるブランド構築
***
■コンテンツマーケティング概論
マーケティング寄りの考え
→役に立つ情報を自ら発信することで価値を産む。
コカ・コーラなどチーム体制でコンテンツマーケティングに取り組んでいる。
Googleアルゴリズム寄りの考え
→リンクが通じなくなったのでコンテンツに置き換わっただけの状況があるのではないか?
SEO界隈で起こっていること
→集客のみに特化したコンテンツ。
顧客との関係性を構築するのが本来の目的なもののリンク獲得などに依ってしまっている。
→「コンテンツSEO≒NEWスパム」となるのではないか?という懸念
パンダアップデートの教訓は?
→当時はコンテンツを中心に取り組んでいる人が少なかった。
・この機会にSEOをよりビジネスに近づけていきましょう。(志を高く!)
コンテンツにSEOを施す
SEOの視点でコンテンツを考える
(検索ユーザー目線で)
↓
集客が増える
コンテンツの満足度が高まる
オーソリティが構築される
「検索エンジンギークではなく、マーケッターになろう!」
過去のSEOで学んだ知識をコンテンツマーケティングに活かす。
***
■コンテンツマーケティング事例
・家ワイン
コンテンツやSEOは使わず広告1本で短期勝負のマーケティングを決行。
→様々な広告を使ったものの惨敗。
唯一効果が高かったのはfacebookのいいね!数。
→コンテンツが有効なのではないか?
→リニューアル
そこで…
コンテンツ戦略(検索ニーズのあるキーワード探し/ターゲットの拡大/マニア向け/初心者向け)
ユーザー数3倍
セッション4倍
PV5倍
(対策前後比較:検索経由2倍/ソーシャル経由9倍)
クエリ数:678→1859へ
→ユーザーのエンゲージメント率が高くなった。
CV率は?
減少。ただし全体の母数が増えたのでCV数は増加。
コンテンツマーケティングを行うことのユーザー数推移+10万人(推測)
***
■これからのSEO担当者
・自ら実践してわかったこと。
→すぐに効果は出ない/半年ですでに一定以上の効果/中長期的な視点
・コンテンツマーケティングの極意
担当者が真剣に取り組むことが大事
まずは半年、地道に続けることが結果を生む
SEOとソーシャル運用で成功に導く
これまではSEO・ソーシャルメディア・コンテンツマーケティングが分断して取り組まれてきた
説得力のあるコンテンツを軸にSEOやソーシャルメディアを駆使したよりホリスティックなマーケティングが求められる
(GoogleのAboutページより「Google が掲げる 10 の事実」)
ユーザーに焦点を絞れば他のものはみな後からついてくる
2.ゼロから始めるセマンティックSEO&構造化データ/鈴木 謙一(海外SEO情報ブログ)
・セマンティック検索
Things,not strings.
文字列ではなく”モノ”
(参照:Official Google Blog: Introducing the Knowledge Graph: things, not strings)
例:「ロンドン」とは?
→人間はこの文字を見た時に何のことだか分かる。
※Googleで「イギリス 首都」と検索すると「ロンドン」と表示される。
「スリジャヤワルダナプラコッテ」
→スリランカの首都。
「JFK」
→Googleで検索するとナレッジグラフ欄に「こちらを検索する」と候補が出てくる。
・文字列ではなくその「もの」がなんなのかが理解できるようになっている。
→どうやって理解するのか?
物事とそれに関わる事実を格納する知識ベース(Knowledge Base)
ウェブページのクロール(暗黙的:Google任せ/明示的:構造化データ)
・構造化データによって文字列に意味を持たせることができる
同じJFKでも「人物」「空港」「映画」と意味付けができる。
・どうやって?
→ボキャブラリ:そのモノが何なのかを表すための付加データ。
GoodRelations/FOAF/schime.org/microformats
→「schime.org」を覚える。(Google/Yahoo!/Bing/Yandexで共通に使える構造化データ)
ライバル同士が手を組んでまで検索エンジンは構造化データをほしい。
導入状況:500万ドメイン/25億ページ(日本はまだ導入が遅れている)
・実装項目
サムネイル/レビュー・評価/商品・販売情報/イベント/住所/レシピ/記事/人物に関する情報
・もし今回のCSSniteをマークアップするなら…
イベント・場所・住所・企業・人物・販売情報
・メリット
リッチスニペット
AppIndex
レビュー in アンサーボックス
コンサートスケジュール in ナレッジグラフ
音楽アプリinナレッジグラフ
企業ロゴ・電話番号表示
サイトリンク検索ボックス
In depth Articles(日本未実装)
Actions in the Inbox(Gmailのメールボックスから直接アクションが可能)
GoogleNow
・シンタックス
構造化データを記述する方式
→Microdata/RDFa/RDFa Lite/JSON-LD
・schema.org+JSON-LDがおすすめ
JSON-LD(JavaScript Object Notation for Linked Data)をおすすめ。(簡単!/検索以外にも使える)
「キー:バリュー」の組み合わせ。
“@context”: “http://schema.org/”,
“@type”: “Person”,
“name”: “鈴木謙一”,
“url”: “http://www.suzukikenichi.com/blog/”
(※記述は一部抜粋)
更に…「Embedding」
個別項目に更に細かく組んでいく。
・構造化データのテスト
Googleが公式で出している「メールマークアップテスター」
メール マークアップ テスター – Google
検索エンジンからの評価が高まるわけではない。
→ただし、自分のことを検索エンジンに伝えることができる。
(安田さんの質問)
ビジネスに直結する?
(回答)
順位は直接的に上がらない。
検索ユーザーが求めている情報とマッチしていれば探されやすくなる可能性がある。
クリック率が高まる可能性もある。
Categories Google, SEO, Yahoo! | Comment (0)
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