こんな依頼がありました。
江角ママはどうすればよかったのかトピシュ先生の解説が待たれる
— ゆみぴこ (@2handquicken) September 19, 2014
依頼は基本的に何でも対応するようにしたいのですが、この件は解説は厳しいですね。前も書きましたけど、実名のスキャンダルは楽しめないので筆がノリません。
ただ、何か言えるとしたら、何かのコミュニティで面倒事に巻き込まれたくなければ非難・悪口の形跡は残さないようにすることでしょうか。
公開された場所で相手が分かる形で非難・悪口はしない
確か、元の件は、江角さんが自分のブログでママ友いじめがあったことを告白したことがきっかけだったと認識しています。
Web全体に公開されている中で、実名で、それも有名な方が、そういう告白をすれば、加害者にまで必ず伝達しますよね。伝達して抑止することが目的だったとしても、加害者とされている方は、そんな状況で加害行為を認めることはまずありません。加害行為が世の中に公表された形で、それを認めるなんてできないですから。特に社会的地位があったり、自分の地位に固執しがちな人なら。これについては以前も書きました。
それどころか、相手は防衛のつもりで反撃してくる可能性もあるんですよね。
だから、本当に抑止したいなら、明白な証拠をベースに、信頼できる第三者を引き込んで、水面下でジワジワと追い詰めていく方が得策です。衆人環視の下でやろうとすると、相手に過剰反応をさせてしまうし、関係のない第三者が入ってきて問題が複雑化します。
非難・悪口の形跡は自らの弱みになる
更に言えば、非難・悪口を公開するどころか、個人間のメール等含めて分かる形で残さないようにした方がいいです。
これは、その形跡が場合によっては回りまわって、その対象の人物に届くことがありえるからです。回送した人がスピーカーということでもなく、善意でやらかすこともあります。(「AさんからこんなLINEをもらったけど、あなたこんな酷いことやったの?」みたいなのは愚か者の所業ですけど、うっかりでやる人は結構いる。無能な味方。)
そうなると、対象の人物は、自分が晒し者になっていると思って過剰反応することになるんですよね。ハリネズミ状態になる。これで、あなたと対象の人物の間には決定的なヒビが入り、トラブルが泥沼化することになります。
それでも非難や悪口をやりたいなら
そもそも非難や悪口というのは、愚痴と同じで、それを言っている人のほうが悪いと思う人が出てくるものなんですよね。例え、非難や悪口の対象の人が本当に問題を起こしたとしても。
できるなら、非難や悪口は人前でしない方が得だと思います。もし、どうしてもやりたいなら、
- 悪意をオブラートに包んでパッと見だと分からないようにする
- 批判に昇華させたり、褒め言葉もセットにする
- 愚か者ではない、本当に信頼できる少数の人とだけ共有する
- 発言小町など匿名相談サイトに相手が特定されない形で吐き出す
こういう風に処理することをお勧めします。
締め
悪意を表明すると悪意が返ってくるという考え方がありますよね(悪意の返報性)。善意も同じですけど、自分の気持ちが跳ね返ってくるというか。
非難や悪口を見えているところでやると、それを受けた相手は自分が思った以上に自分の悪意を感じてしまって、返ってくるのが元の自分の悪意以上の悪意になることがあるんですよね。上手く伝えられるなら悪意をそのまま直接相手に伝えたほうがまだマシだったりすることもある。
好意や褒め言葉を伝えるのも見えているところでやるのは注意が必要ですけど、非難や悪口はそれ以上に気を使うんですよね。
相手を本気で叩き潰したいなら、軽々に非難や悪口を言うのはお勧めしません。
参考
一般の人のママ友トラブルへの対処法はこちらである程度まとめています。ご参考にどうぞ。