しろくま先生(p_shirokuma )が以下のようなエントリーを書いていました。ネットでギラギラ輝き続けるのは確かに難しいものです。ただネットでブログを書いている人がみな「ギラギラ輝きたい」と思っているわけではありません。ただただ日常を書き続けるブログの方が多いのではないでしょうか。
以前はFC2使っていたし,ブログ村とかも覗いてみるとそういうブログが多いような気がします。むしろはてなの方が特殊で,何かの拍子で大量のブックマークが付けられることで勘違いして「ギラギラ輝きたい」と思うようになるのかもしれません。まあもちろんその結果,イケダハヤト先生のような方も生まれるわけですが…。
ネットでギラギラ輝き続けるのは難しいものですね - シロクマの屑籠
だから実際にはこの記事を受けて書かれたHagex (id:hagex)先生のエントリーの方が,ブログを書く人のほとんどに当てはまると思います。その記事ではブロガーを二つに分類しています。
1つは、自分が体験したこと、オリジナルで考えた事や言いたいことを述べる「発信型」。
もう1つはニュースや事件に対するコメント、他人の意見や製品・サービスに関する感想を述べる「反射型」だ(「体験したこと」も厳密には反射型だが)。
あなたはどっち?ブロガーの「発信型」と「反射型」スタイルの話 - Hagex-day info
私はさらに「読者をどこまで想定しているか」という軸が必要だと思います。「発信型」であっても自分の数ある体験の中から読者を想定して,良い燃料になりそうなものを投下するという選択をする人もいれば,そんなのは関係なくガンガン燃料を投下して燃やし続ける人もいます。いずれの形も「燃料切れ」の心配があるのですが,読者を想定している人は「偽の燃料」を投下するという策を考えて,燃やし続ける傾向があるでしょう。一方,読者を想定していない人は,燃料が切れたことで,そのままブログの更新が途絶えてしまうのでしょう(「○○か月で○○PV達成しました」みたいなのは更新が途絶えているのが多いと思う)。
「反射型」の場合はよりその違いが明確で,読者を想定していれば読者が受けそうなネタを探してくることが重要で,ネタさえ決まればほとんどブログは書けたようなものです。読者を想定しない「反射型」は自分が何か書きたいことに反応するという形になので,本人は「発信型」だと思っていることが多いでしょう。こうした「発信型」は以下の能力が要求されますが,Hagex (id:hagex)先生が指摘しているように,どの記事も似たような内容になることが予想されます。
反射型のスタイルであれば、反応をすれば良いだけなので、ネタには困らない。ただ……
・ネタを見つける能力(探索)
・ネタを加工する技術(編集)
・ネタを面白く見せるスキル(執筆)といったテクニックが求められる。しかし、反応ばかりのコンテンツだと、特色無いのブロガーに陥ってしまう。
あなたはどっち?ブロガーの「発信型」と「反射型」スタイルの話 - Hagex-day info
それでHagex (id:hagex)先生は以下のような提案をされています。
「オラ、ブログでPV稼いで有名になるダ~」と考えている人は、反射型で日々のコンテンツを作成し、週一ぐらいで発信型のエントリーを行うのがお勧め。
あなたはどっち?ブロガーの「発信型」と「反射型」スタイルの話 - Hagex-day info
ただブログを継続したいという方は,さらに「読者を想定しないこと」というのが重要になると思います。「読者を想定する」と読者に振り回され,やがて書けなくなる。そして破綻する。以下のブログはすでに削除されていますが,その典型でしょう。
さて,燃料切れ,ネタ切れというのが書き手にとってとても心配なことであるわけですが,子育てブログというのはネタの宝庫です。やつらは常にネタを提供してくれます。もちろん成長と共にネタは少なくなるのですが,それでも尽きることはないでしょう。私はこうした啓発活動を通して,日本の少子化問題を解決していきたいと思います。3人ぐらい子供を作れば10年はブログを買い続けることができるでしょう。
なお,Hagex (id:hagex)先生は読者を想定しない「発信型」だと思います。「反射型」で書いた記事は本当いう形で「発信」してますから。
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