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【大リーグ】

エンゼルス、5年ぶり地区優勝 超強力打線で目指すは02年以来の世界一

2014年9月19日 紙面から

◇エンゼルス5−0マリナーズ

 エンゼルスが5年ぶりにア・リーグ西地区を制した。マジック2で迎えた17日、本拠地のマリナーズ戦で5−0と快勝。地区2位のアスレチックスが敗れ、地区優勝が決まった。MVP候補のマイク・トラウト外野手(23)を擁するチームは両リーグ1位の702打点&744得点。破壊力抜群の打線で頂点に返り咲いた。

 歓喜の瞬間はロッカールームで迎えた。マ軍を下してから1時間後。ア軍の逆転負けをテレビで見届けると、リーグ最多17勝(8敗)のエース右腕ウィーバーが真っ先にグラウンドへ。残っていたファンと喜びを分かち合い、球団公式サイトによると、「試合が終わってから時間がたつのに、こんなにファンが残っていてくれるなんて。10月も後押しをお願いしたいね」と声を弾ませた。

 若きスターを軸に勝ち進んできた。両リーグトップの107打点&109得点を誇る2番トラウトをはじめ、1〜4番全員が80得点以上をマークする打線は超強力。この日も7回に2四球と4本の長短打を集め、一挙5点で試合を決めた。

 2012年に3度のMVPに輝いたプホルスが加入したが、過去2年は不振。だが、今季は4月に9本塁打と復調し、トラウトも例年以上に大暴れ。メジャー最高勝率6割2分5厘を誇るチームに、トラウトは「全員が結束して化学反応が起きた」と胸を張った。

 08年の球団記録100勝まで5勝。記録的な1年となりつつあるが、カージナルスで2度の世界一を経験したプホルスに油断はない。「まだ何も成し遂げていない。ポストシーズン(PS)で勝つのは簡単ではない」。2002年以来のワールドシリーズ制覇へ。屈強な天使たちが、勝利の女神を振り向かせる。

 

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