中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

オリ連勝で2.5差 20日にもM点灯チャンス

2014年9月19日 紙面から

オリックス−ソフトバンク 試合に勝ち、ナインとハイタッチし喜ぶ伊藤(中)、平野佳(右)ら=京セラドーム大阪で(今泉慶太撮影)

写真

◇オリックス3−2ソフトバンク

 オリックスが6投手のリレーで逃げ切った。打線は2回、伊藤の適時打などで2点を先行。2−1の6回には駿太の適時二塁打で突き放した。ソフトバンクはミスが目立った。9回に内川の18号ソロで1点差に迫ったが、及ばなかった。

     ◇

 決死の継投策が実った。2日連続でソフトバンクのマジック点灯を阻止し、2・5ゲーム差に詰め寄った。1点リードの5回、4イニング3安打1失点の先発・松葉から、早々とマエストリにスイッチ。ここから岸田、馬原、佐藤達、平野佳が“1イニング必殺”のリレーで1点差の勝利をもぎ取った。

 森脇監督は「リスキーな試合になるのは分かっていた。ブルペン陣は、早く順番が回ってくるかもということで、連携を取ってくれた」。言わば攻めの継投だった。

 勝利投手目前だった松葉も「5回もいくつもりでいたが、高山コーチに『今日は優勝するためにここで交代する』と言われた。チームのためと割り切った」と納得の降板。高山投手コーチは「負けられない試合。シミュレーションし、個人成績よりチームの勝利という選択をした」と説明した。引き分けか敗戦でソフトバンクのマジック点灯を許す試合を、全員で勝ち切った。

 6投手をリードした伊藤は「1回を全力という投球の中、それぞれのいい部分を生かせた」と、疲労の中に充実感を漂わせた。天王山を2勝1敗で勝ち越し。マジック点灯を阻止しただけじゃない。今度は20日にも、オリックスが逆転優勝へのマジック11をともすチャンスがきた。 (中野裕美子)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ