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【プロ野球】

沢村は中3日 17日の1イニング降板の雪辱だ

2014年9月19日 紙面から

投手練習に参加し、田畑投手コーチ(76)と話す沢村=川崎市のジャイアンツ球場で(川越亮太撮影)

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 巨人の原辰徳監督(56)が18日、9連戦から帰京途中の広島空港で、21日のヤクルト戦(東京ドーム)に沢村拓一投手(26)を先発させると明かした。沢村は17日の広島戦(マツダスタジアム)に先発し、1イニング4失点、32球で早期降板したが、中3日で雪辱の機会を与える。

 本人には既に通達済みだ。17日の試合中、2回の沢村の打席で代打アンダーソンを送る際、ネクストバッターズサークルで告げた。

 「今日はもういいだろ。日曜(21日)にいけよ」

 「はい」

 沢村は素直に受け入れたというが、指揮官は「面白くはないと思うよ。ピッチャーとしてはね」と胸中をおもんぱかった。「意気に感じる? それは分からない。まあ、日曜だね」。奮起を促す言葉は、あえてのみ込んだ。殊更に口にしなくても意図を酌んでもらえると信じているのだ。

 ローテーションの谷間を埋める措置でもある。直近3回の日曜日は久保が2度、江柄子が1度と、いずれも中継ぎが先発したが、チームは3戦全敗。異例の登板間隔とはいえ、“本職”の沢村が先発することで普段通りの戦いができるはずだ。

 この日、川崎市のジャイアンツ球場で汗を流した沢村は「チームに迷惑をかけた。先発が1イニングで降りるようなことはやってはいけない」と反省しきり。「メンタルのもっていき方は調整したい。(借りを)返せるように頑張りたい」と雪辱に強い意欲を見せた。

 チームは17日までの9連戦を7勝2敗と大きく勝ち越し、マジックを1桁の8まで減らした。原監督は「一戦必勝のスタイルは変えない」とむちを入れるつもりはないが、沢村がすぐに立ち直るようなら、ラストスパートがますます加速しそうだ。 (小林孝一郎)

 

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