2014.9.20 05:07(3/3ページ)

最短Vへ止まらん!G阿部、復活のM6弾「会心の当たりだった」

2安打1打点の加藤が打のヒーロー。だが、ヒーローインタビューで長野と矢野から相次いでシェービングクリームを顔に塗られ「顔がスースーします」とうれし恥ずかし

2安打1打点の加藤が打のヒーロー。だが、ヒーローインタビューで長野と矢野から相次いでシェービングクリームを顔に塗られ「顔がスースーします」とうれし恥ずかし【拡大】

 前日まで9月は打率・157。不振の主将に当たりが戻れば、チームも乗る。毎回の13安打で3試合連続の2桁安打。ただ打つだけではない。伏兵の捕手・加藤の適時打もあれば、内海のスクイズもあり。大技に小技を絡めて6得点。打線が好循環に入った。

 「阿部は今シーズンは非常になかなか思うようなバッティングができていない。しかし今日も9連戦の後に早めに特打をしたり、もがいて、その中で結果が出たのはよかった。マジック6? まだ。きょうと変わりない状態で明日を戦う」

 原監督は落ち着いた声で話した。11日に優勝マジック16が再点灯してから8日間、7試合で10も減らした。「1桁で気を抜いても仕方ない。しっかり隙を見せないようにチームとして残り13試合、その後のことも考えてやっていきたい」。阿部に油断はない。

 「ヨーでる♪」バットが快音を発し続ければ、歓喜のエンディングを迎えることができる。 (青森正宣)

データBOX

 〔1〕首位・巨人が勝ち、マジック対象の2位・広島が負けたため、巨人の優勝へのマジックナンバーは「6」となった。現日程での最短優勝決定日は23日(中日戦、ナゴヤドーム)のまま。
 〔2〕阿部が今季18号2ラン。ヤクルト・石川からの本塁打は通算10本目。最も多く本塁打を放った投手はDeNA・三浦の11本で、10本はヤクルト・館山と並ぶ2番目の“お得意さま”だ。

試合結果へ

(紙面から)