社会関連記事
- 「花子とアン」で熱い「東洋英和」お受験模様
- 「売国」「誤報」は黒塗り「ペテン」はOK「広告審査」のデタラメ――続・おごる「朝日」は久しからず(2)
- 「池上彰」言論封殺を報道されて他社「広告原稿」覗き見のエセ紳士――続・おごる「朝日」は久しからず(1)
- 「日中友好の碑」を「対立の碑」に変質させて懲りない「売国ご注進」――おごる「朝日」は久しからず(9)
- 楽天・三木谷社長はわかっていない――小学校3年生からの「英語教育」で英語も国語もダメになる!(4)
- 「慰安婦報道」キーパーソンが「報道局長」なら自浄作用はあるか?――おごる「朝日」は久しからず(8)
- 朝日新聞の慰安婦虚報を共に囃した「政治家」「言論人」「知識人」――おごる「朝日」は久しからず(7)
国内.
「池上彰」が連載引き上げを決めた「朝日新聞」の言論封殺的「掲載拒絶」――おごる「朝日」は久しからず(1).
〈偽善の裡(うち)に住みさえすれば、人が美徳と呼ぶものに対して、心の渇きを覚えたりすることはなくなるのである〉(三島由紀夫著『美徳のよろめき』)。この一節に、言論封殺的な朝日の顔かたちが凝縮されている。すなわち、自社を論難するコラムを拒絶し、読者に好い顔をせんとする白々しさ。結果、執筆者のジャーナリスト・池上彰氏(64)は、連載引き上げを決めたのだ。
2007年4月にスタートし、200回に垂(なんな)んとしていた池上氏による「新聞ななめ読み」。朝日の紙面にあって、ときに朝日への異議申し立てが舌鋒鋭いと評判だった連載である。
〈大好きな新聞紙面を借りて、ニュースを解説することになりました。朝日の記事をやり玉に挙げることもあります〉
と、初回に彼が宣言した通り、歯に衣着せぬ物言いが真骨頂だった。
「池上さんは次回に掲載予定のコラムとして、一連の慰安婦検証報道を取り上げました。内容は、“一部記事の取り消しだけでなく、読者に対して真摯な態度で謝罪すべきだ”というものです」
と、さる朝日幹部が次のように続ける。
「受け取った担当者は、“いい原稿だ”と掲載に向けて作業を進めていた。それが果せるかな、上役によって、“罷(まか)りならん”と退けられたのです」
むろん、池上氏の正鵠を射た指摘が、耳に痛かったのだ。
■信頼関係が崩れた
「“朝日は謝罪すべきだった”と書いたのは間違いありません。とにかくこのコラムに関しては、何を書いてもいいと言われてきました。実際、朝日の批判をしても、そのまま紙面に反映されていたのです。ただ今回は、掲載を見合わせたいと伝えられました」
そのように、深い失望の調子をもって語るのは、池上氏ご本人である。
「編集権は向こうにありますから、とやかく言いません。もっともこちらとしては、朝日との信頼関係が崩れたと考え、連載を打ち切りたいと申し入れました。“朝日さんとの関係はここまでですね”と。批判を受け入れる度量の広さが、それまではあったのですが」
良心たる自社批評コラムすら、掣肘(せいちゅう)する暴挙に出た朝日上層部。彼らが棲む“偽善の館”には、排外主義が疫病のように猖獗(しょうけつ)しているのだ。
2007年4月にスタートし、200回に垂(なんな)んとしていた池上氏による「新聞ななめ読み」。朝日の紙面にあって、ときに朝日への異議申し立てが舌鋒鋭いと評判だった連載である。
〈大好きな新聞紙面を借りて、ニュースを解説することになりました。朝日の記事をやり玉に挙げることもあります〉
と、初回に彼が宣言した通り、歯に衣着せぬ物言いが真骨頂だった。
「池上さんは次回に掲載予定のコラムとして、一連の慰安婦検証報道を取り上げました。内容は、“一部記事の取り消しだけでなく、読者に対して真摯な態度で謝罪すべきだ”というものです」
と、さる朝日幹部が次のように続ける。
「受け取った担当者は、“いい原稿だ”と掲載に向けて作業を進めていた。それが果せるかな、上役によって、“罷(まか)りならん”と退けられたのです」
むろん、池上氏の正鵠を射た指摘が、耳に痛かったのだ。
■信頼関係が崩れた
「“朝日は謝罪すべきだった”と書いたのは間違いありません。とにかくこのコラムに関しては、何を書いてもいいと言われてきました。実際、朝日の批判をしても、そのまま紙面に反映されていたのです。ただ今回は、掲載を見合わせたいと伝えられました」
そのように、深い失望の調子をもって語るのは、池上氏ご本人である。
「編集権は向こうにありますから、とやかく言いません。もっともこちらとしては、朝日との信頼関係が崩れたと考え、連載を打ち切りたいと申し入れました。“朝日さんとの関係はここまでですね”と。批判を受け入れる度量の広さが、それまではあったのですが」
良心たる自社批評コラムすら、掣肘(せいちゅう)する暴挙に出た朝日上層部。彼らが棲む“偽善の館”には、排外主義が疫病のように猖獗(しょうけつ)しているのだ。
「特集 おごる『朝日』は久しからず」より
2014年9月25日号
9/18(木)発売!
十八番の「自虐」はどこへ行った? 「朝日新聞」謝罪が甘い!!!
「朝日新聞」うわべだけの謝罪を看破する! 「池上彰コラム」一転掲載を自画自賛した朝刊編集長を嗤う 作家 百田尚樹
- 32
- 0
この記事の関連記事
- 「池上彰」言論封殺を報道されて他社「広告原稿」覗き見のエセ紳士――続・おごる「朝日」は久しからず(1)
- 「売国」「誤報」は黒塗り「ペテン」はOK「広告審査」のデタラメ――続・おごる「朝日」は久しからず(2)
- 朝日新聞の慰安婦虚報を共に囃した「政治家」「言論人」「知識人」――おごる「朝日」は久しからず(7)
- 「慰安婦報道」キーパーソンが「報道局長」なら自浄作用はあるか?――おごる「朝日」は久しからず(8)
- 「日中友好の碑」を「対立の碑」に変質させて懲りない「売国ご注進」――おごる「朝日」は久しからず(9)
[PR]
あわせて読みたい関連本
- 国内
- 国際
- ビジネス
- スポーツ
- エンタメ
- 特集・連載
- レビュー
SECURITY WARNING: Please treat the URL above as you would your password and do not share it with anyone. See the Facebook Help Center
for more information.
SECURITY WARNING: Please treat the URL above as you would your password and do not share it with anyone. See the Facebook Help Center
for more information.
Copyright © SHINCHOSHA All Rights Reserved. すべての画像・データについて無断転用・無断転載を禁じます。