号泣元県議「架空計上がエスカレート」
2014年9月19日12時59分 スポーツ報知
政務活動費で日帰り出張など不自然な支出を繰り返していた兵庫県の野々村竜太郎元県議(48)が、県警の任意の調べに「架空計上をエスカレートさせてしまった」という趣旨の供述をしていることが19日、捜査関係者への取材で分かった。
「一度受け取った金を返したくなかった」とも供述。野々村元県議は既に2011年度から受け取った政務費1834万円を全額返済した。県警はカラ出張の裏付けを進め、詐欺容疑などでの書類送検を検討している。
収支報告書などによると、野々村元県議は11~13年度の3年間で東京や城崎温泉(兵庫県)など4カ所の日帰りなどの出張交通費として、領収書を添付せず、計約340回、総額約780万円を政務費から支出しており、13年度から急激に出張頻度が高くなっていた。事務費の計上も11年度約15万円、12年度約126万円、13年度は約260万円と年々増えていた。