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上野公園で蚊を駆除、デング熱感染場所に浮上

2014年9月19日19時10分  スポーツ報知

 東京都台東区の都立上野公園が新たなデング熱の感染場所に浮上したことを受け、都は19日午後、公園の一部エリアで蚊を駆除した。区は園内で蚊を採集、デングウイルスの有無を調べる。一方、訪れた家族連れからは不安の声も漏れた。

 上野公園では19日午前、デング熱に感染した埼玉県の20代女性が蚊に刺された大噴水のベンチ周辺約7・5ヘクタールで、台東区が蚊の生息状況を調査、採集した。

 都は午後、蚊の多かった木陰や茂みを中心に殺虫剤をまき、注意を呼び掛ける看板を設置した。

 長男(1)と食事していた東京都足立区の28歳主婦は「都内のあちこちで発生していて心配。早く帰った方が良いかも」と不安そうな様子だった。

 20、21日に上野公園で開く「ネパールフェスティバル」の準備をしていた実行委員の男性(64)は「アルバイトやお客さんにも注意を呼びかけたい」と話し、人出への影響を心配していた。

 厚生労働省は19日、国内でデング熱に感染した患者が17都道府県の計141人になったと発表した。18日の発表より8人増えた。重症化した患者はいないという。

 環境省は、新宿御苑(新宿区など)の蚊からデングウイルスを検出したと発表。ウイルス検出は渋谷区の代々木公園に次いで2カ所目。7日から閉鎖しており、人への感染は確認されていない。

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