戯言日記


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2014年9月13日(土) 

『買い手あっての売り手』か……良く言ったものだが、客の全てが神様って訳じゃ無いぞ。
売り手だって人間なんだ。いつもいつもニコニコしてられるものか。

コンテンツのルール説明が上から目線だからと言われて修正して、その経緯をスタッフに漏らしたら冒頭の台詞が返って来たんだが。その一言に猛烈にカチンと来てる。

『それを理解しないと内容を楽しめない』事を説明して『差し上げている』のが此方の立場だ。
だが、その説明を聞いている方から『何かエラそう、見下されてる気がして嫌』とか言われて、それでもなお愛想を振り撒きながら『ああスミマセン、言い方が悪かったですね』とか言ってられるかっての。こっちにだってプライドはあるんだぞ。
裏で舌を出してればいいんだよ、なんてのは詭弁だ。そんな事で誤魔化されるほど、俺の心は単純じゃない。


大体、最近何かというと付いて回る『上から目線』って誰が流行らせたんだ!?
説明を聞く側が後手に回り、大人しく話を聞くのは常識だろうが。
説教をされる場面なら尚更だ、説教する側の人間が上から喋るのは当たり前だろう。


それにだ、客と名乗れば何をやっても許されるのか? まだ金も払っていない相手に対して。
だから金を払わせる為に媚び諂う? 御免だね!
買いもしない商品にベタベタと手垢を付け、ケチを付けるだけ付けて去って行くなら、そんな奴には最初から来て欲しくない。

商品を見て、触って、気に入ったらそれに対価を払う。それが俺の望む金と商品のやり取りだ。気に入らなければ黙って去ればそれでいい。
無論、売り手側が多少下手に出る必要はあるが、それにだって限度はある。
無礼な輩、文句ばかりを立て並べる冷やかしの連中は客じゃない。居て邪魔になるだけの、只の有象無象だよ。


そりゃあ、説明に不備があった事に対して文句を言われたならそりゃあ此方が悪い、謝るしか無いだろう。
しかし、未だ『客』にもなっていない連中にまで媚び諂えるほど、俺のプライドは安くない。


……やっぱアレだな、『中の人は居ちゃいけない』んだな。互いの為に。

2014年9月12日(金) 

なんかなー、此処にアクセスしてモノを書く時って大体どっかにダメージ喰らった時だよな、と最近気づいた。
ま、いいんだ。どうせ此処はだーれもアクセスしに来ない、ネット上のエアポケット。王様の耳はロバの耳ー! な感じで嫌な事を書き留めておく掃き溜めみたいな場所だからね。
此処読んで『気分を害した』とか苦情出されても知らんプイ。繁盛してた頃ならともかく閑古鳥も怖がって近寄らなくなった今、偶々誰かが此処を読んだところで俺の責任じゃあない。アクセスした奴が悪いんだ。


俺が同人活動を始めたのはもう14年半も前の事だ。その間に色々と趣味も変わったし、やりたい事も変化して来た。
絵で始めた同人活動だが『こんなモンに金を払えるか』と言われて『自分は絵じゃ一本立ちできない』と悟り、文章にシフトしたのが6年前。
それまでは一匹狼で、何でも一人でやって来た。だが人数集めて冬コミ出ようって話が出た時、団体戦の方が楽しいと思い始めてサークル活動を始めた。SNSに手を染めたのも丁度その頃だったな。
いや、それまでだってサイト同士の交流はあった。相互リンクを結んでオーナー同士でエール交換し合ったりして、それはそれで楽しかった。しかし『仲間』では無かったよな。アレは。

『仲間』……か。
響きは良いけど、都合が悪くなると直ぐにその看板を投げ捨てて逃げて行く。そんな連中ばかりだったよ。

ある奴が俺に言った、タッグプレイは裏切りがあるから嫌いだと。
俺は『裏切られる奴が悪い』とそれを斬って捨てた。だが俺はその『仲間』に二度ならず三度までも裏切られた。
流石に此処まで来ると『仲間』という美しい言葉に飾られた、その裏側が見えて来る。

普通に去って行く奴はまぁ良い。何かしら置き土産を残して去って行く奴はその処理に時間が掛かって決して小さくは無いダメージを喰うが、いつか忘れる事が出来る。
最悪なのが、仲間として近寄っておきながら裏で別の顔を晒している奴らだ。
知らない間に巣食っていた癌細胞のように、見えないところで俺のダメージを広げてボロボロにしていき、頃合いを見て仮面を投げ捨てて逃げて行く。
人から聞いた噂って奴は性質が悪い。実際に此方の事を知らなくても『先入観』という猛毒を植え付けられて、最初から色眼鏡を掛けて此方を見るから初対面でいきなりディスられる。コレ、地味にショックでかいよ。
考えて御覧よ、いきなり初対面の相手に石ぶつけられたり罵られたり……考えただけでゾッとするだろう? オマケに此方には何の心当たりもないのにだ。普通の人間なら、原因が判明する前に鬱になってるね。あぁ、保証してもいいさ。

それにチームプレイで仕上げたモノってのは、そいつが去って行った後も匂いが残ってるからコレを拭い去るのに時間が掛かる。
……そんな手間が掛かるぐらいなら、最初から仲間なんか要らない。

皮肉なもんだ、自分が斬って捨てた意見を持った奴の方が正しかったんだからな。
いや、正しいと言うより、自分に合っていたと言った方が良いのかも知れない。
そう、自分で言った通り『捨てられた奴が悪い』のだからね。
そして俺は『仲間を持つ』のに向いてないタイプの人間だったんだ。それに最近気づいたんだ。


そして、もっとドス黒い自分の腹の中を覗き見る機会が最近あった。
去って行った奴の匂いを消し去るのに時間が掛かる、といった事に因むのだが。

……俺が欲していたのは『共同制作者』としての仲間じゃない、只の『アシスタント』だったんだ。

勿論、相手からも何か要望があって、何かを手伝って欲しいと言われれば俺は喜んで手を貸すだろう。自分の出来る範囲の事であれば。
だが実際は暖簾に腕押し、相手は蜃気楼のように浮いているだけで何も返事をしてこない。
たまに何か口を開いたかと思ったら『待ちきれない、バイバイ』と、こうだ。
これでは『仲間』と云う言葉に美しさを感じろと言う方が無理だろう。


ならば最初から仲間なんか要らない、俺の手足となるアシスタントだけが居れば良い。
……こう考えている自分に、気付いてしまったんだ。


実際そうなんだよな、今まで交流があった奴の中で『仲間』レベルの行動をした奴は皆消えた。
『仲間』の仮面を付けていた奴は全員追い払ったが、そいつらが残して行ったダメージはまだネット上に広く巣食っている。迂闊に動けば地雷を踏むだけだ。
今はその毒が消えるまで、ジッと堪えて水面下に潜っているしかない……情けない話ではあるが、それが実情だ。


いや……所詮、クリエイターにタッグプレイを求める方が無理なのかも知れないな。
そりゃそうだ、皆が皆エゴの塊なんだからな。


……また、執り止めのない事をつらつらと書いてしまったな。
どうも俺は、ネガティヴな事を書く時になると筆が乗るらしい。

2014年2月1日(土) 

最近Twitterのアカウントを取得した。
いや、以前にも少しやっていたんだが、その時はフォロー相手の種が悪すぎて、嫌な思い出しか残らなかったので、暫く敬遠していたのだ。だって自称二重人格の妄想癖や、人生に危機感持ってない楽天的ニートばっかだったもんなぁ。

今回は実は、とあるスマホケース製作会社に作画を提供した縁で、サンプルを一つ貰えるという事だったのだが、その条件がTwitterでその会社をフォローする事だった。だから慌ててアカウントを取った、という訳だ。

で、その後PBWのユーザーさんに発見されて、チマチマと話をするようになったのでアカウントはそのままにしておいた。
そうしたら、別のPBW運営からフォローされたので何気にフォロー返ししたんだが、それが縁でその会社のマスターになった。
新進気鋭、新たに始まるコンテンツを抱えた会社なので新規参入者がドカドカと。

……で、今。フォロー数はうなぎ登り。と言ってもまだ大した事は無いのだが、僅か数日で10人以上フォロワーが増えたので、この勢いだとまだまだラッシュは続くだろう。
人生、何が転機になるか分からないものだ。

因みに、先日まで仕事をしていたPBW会社とは縁を切った。
運営があまりに愚鈍で、責任感の欠片も無いクズだと分かったからだ。
創設当初は潤沢な資金があった筈。なのにそれを食い潰し、最終的に従業員も雇えなくなって株式会社としてのその会社は事実上倒産、合同会社として名前を変え再スタートした。
だが、社員たった一人の会社に何が出来ようか。
請負式の職人企業ならまだいい。しかしネットソーシャルは24時間フル稼働が当たり前、中の人だって夜中もずっと半稼働状態で居るのが基本だ。
だが、それは複数人で運営して初めて実現できる事。一人では仮眠も摂れない。
事実、その運営者は1月上旬に風邪をひいて倒れ、その直後に肉親の不幸があり帰省、そして帰って来て間もなく再び発熱で倒れた。その間、約2週間。事務機能は停止し、メールによる問い合わせもコンテンツの更新も滞った。
幸い、繁盛しているコンテンツでは無かったから影響範囲は狭かったが、これが大手だったらどうなっていたか!? 想像するまでも無いだろう。
なお、その運営者はTwitterの個人アカウントでチラッと風邪ひきと帰省の事を呟いただけで、オフィシャルでは頭を下げるどころか、詫びの一つも入れていない。『ごめんなさい』の一言も延べればまだ可愛げがあるが、これでは許そうにも許せない。まさに厚顔無恥も良いところである。

そんな会社に身を寄せていると分かったらそれこそ恥だ。
まだ作業アカウントは残ったままの筈だが、1月分のギャラの納入が終わったらサッサと抹消して欲しいものだ。

2014年1月11日(土) 

自分で選んだ学校を誇れない奴って、最低だと思う。
職場は得手不得手あるし、働く意思があっても強制解雇される事もあるから何とも言えんが、卒業後に母校を貶すってどういう了見だ?
謙遜じゃなく、明らかに侮蔑している奴もいる。気が知れないね。

また、ネットにありがちな内弁慶。これも嫌いだね。
実際に相手を目の前にすればヘコヘコしてる癖に、ネット上で仮面を被った途端に強気になる。

この二つ、俺は大嫌いだね。

2014年1月1日(水) 

あー、2014年の初日はアッと言う間に終わっちゃったなぁ。
寝て起きて、気が付いたら目の前がグルグル回ってて。
熱計ったら40度超えてたよ。こんなスタートってアリかよ、なぁ神様。
ま、夕方ぐらいには何とか熱も(37度台まで)下がって容体も落ち着いたので、フツーに過ごしてたけどね。
この予期せぬ熱発、原因は何なんだろなー。
まぁ俺はそれほど長生き出来る自信も無いし、そのつもりも無いから良いんだけどね。
但しそれはあくまで個人的な考えだから、家族や姉弟たちの為にも寿命が尽きるまでは精一杯生きるつもりではあるが。

でも、生命維持装置を付けてまでの延命とかは御免だな。動けなくなり、自分が自分でなくなったら人生はそこでジ・エンドだ。
その幕引きは鮮やかに決めたいね。

それにしても、ホントに来年になったらアトムが空飛ぶんか?w(←まだ言ってる)

2013年12月31日(火) 

今年もラストか。
ちぃと訳ありで新年の挨拶は出来ないんだけど、まぁ雑煮ぐらい食ったって罰は当たらんでしょって事で、さっきから仕込んでたんだよね。

ま、それはそれとして。

案の定今年もすったもんだの繰り返し、出会って別れて喧嘩して。雨降って地固まるの人も居ればガキみたいに唾吐いて背を向ける奴も居る。
まして今年は企業を相手にそれをやってたんだから、我ながらデカくなったもんだ。

サークルとしての活動は殆どできず、専らPBWでの仕事がメインになったので、企画していた長編は結局お蔵入り。本業のついでに同人やって、しかもハイクオリティ維持ってのはまだまだ難しいや。
でも一年計画で長編を書き、まず文芸賞に応募してスカ喰らったら同人誌として出そうかなー、とか考えてたりして。だって並行公開はルール違反になって失格なんだもん。現に今年はそれで落っことされたしね。

去年の11月に参入して一年間従事して来たPBWは、運営があまりにヘタレなので見切りを付けて新天地で頑張るつもり。
だって、ナンボ改善案を出しても耳貸さないし、一人で出来るぞオーラ撒き散らしてスタッフの増強すらしないんだもん。あれじゃ再来年の正月は迎えられないね、悪いけど。

という訳で、残り8時間を切ったところでラストの挨拶は終了。
些か早いけど、今年は家族団欒を優先するって約束したからね。

ほいじゃ皆さん、よいお年を!

2013年12月26日(木) 

今年ももう残すところ一週間を切った。
商業活動に手を染め、同人サークルとしては殆ど機能しなくなってしまった我が砦であるが、これはサークルとしてではなく俺自身が『個人』を相手にするより『企業』を相手に取引をする事が多くなった事に起因するだろう。

年が明ければ、この『”D”−Club』を創設して丸14年。オギャアと生まれた赤ん坊の股間に毛が生える程の年月が経過した訳だ。
そして文章作家としてのスタートを切り、新たに『ふぁる☆すたっふ』を創設したのが2008年。もう6年も前の話になる訳だ。
イラストは『古い』『垢抜けない』という事で評価されずに今に至るが、文章の方は有難いことに優良な評価を貰い、これである程度の収入は得る事が出来るようになった。
有償頒布作品の中には、出版のオファーを受けた物もある。結局相手との折り合いが付かず全て実現せずに終わっているが、これは確固たる事実だ。

14年、か。その間に、いろんな奴と出会い、そして別れを経験した。
ウマの合う奴合わない奴、尊敬できる奴、虫の好かない奴。いろんな奴が居た。
それらは皆、個人としての付き合いに終始したが、今、俺の相手は個人ではなく企業だ。
そう考えると、趣味が仕事に変わって来たんだなぁとつくづく思う。
まだまだ一本立ちには程遠いレベルだが、単なる趣味で終わる事は恐らく無いだろう。

この波がいつまで続くのか、何処まで大きくなるのかは分からない。
だが現段階でも、センスと知識量が勝敗を分けるこの世界で、単なる素人から脱却できたことは確かだ。

……まぁ、まだ自分の職業を『文筆業』とするような自惚れ屋ではないがね。俺は。

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Akiary v.0.51