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三重県 特別警報で気象庁に提言
9月20日 0時50分

先月、台風11号の接近に伴う大雨で三重県に発表された特別警報について、三重県は自治体の対応に混乱を生じたとして、改善を求める提言を気象庁に提出しました。

先月9日、台風11号の接近に伴う大雨で、一時、三重県に大雨の特別警報が発表されたことについて、三重県の担当者が19日、気象庁を訪れ、県内の市や町の担当者から聞き取りをもとにした提言を提出しました。
気象庁は、特別警報が発表されたときには、すでに大規模な災害が発生しているおそれがあるとして、特別警報を待ってからではなく、通常の大雨警報などが発表された段階で避難の行動をとるよう求めています。
しかし、ある県の一部の自治体に特別警報が発表されると、その後、同じ県内に出される通常の警報はすべて特別警報として発表されるため、先月、大雨の特別警報が発表された際には、三重県内の8つの市や町で、注意報が特別警報に切り替わり、住民への避難の呼びかけや、態勢の整備などに混乱が起きたということです。
気象庁を訪れた三重県の担当者は、自治体の迅速な対応や住民の適切な避難行動につなげるため、注意報から特別警報に切り替わる際には、事前に自治体に連絡をするなど、きめ細かい情報提供を行うよう求めました。
気象庁は「技術的な限界があるが、意見を真摯(しんし)に受け止め、予測精度の向上に取り組んでいきたい」とコメントしています。

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