[PR]

 若狭の秘仏の特別公開「みほとけの里 若狭の秘仏」が小浜、おおい、高浜、若狭の1市3町で催されている。例年の倍近い31寺の文化財68件が公開され、住職や乗務員が解説するバスツアーもある。

 若狭の魅力を広く知ってもらおうと、県が2012年度から毎年実施。13年度は17寺の35件が公開され、延べ1万人が参加した。県によると、関西のほか、首都圏や中京圏からの観光客も多い。今年は7月に舞鶴若狭道が全線開通し、首都圏の旅行会社からの問い合わせが例年より2~3割増えているという。

 注目される秘仏の一つが馬居寺(まごじ、高浜町)の国重要文化財「馬頭観音坐像(ざぞう)」。12年ごとに公開され、今年は中開帳。通常は法要日だけだが期間を延長する。