前回の事例1において消費者はどのように対処するのが良いのだろうか。 1、以前も少し触れたが、消費者自身でよく調べ、販売業者によく問うことだろう。単に購入するのではなく、購入の前に気になる点は大いに確認したい。質問の対応で、ある程度業者の質が分かるのではないだろうか。さらには回答で一般的に考えても不自然な内容等分かるだろう。 2、「特定商取引に関する表示」の確認である。これはインターネット通信販売一般にいえることである。これに携帯電話番号ではなく、固定電話とFax番号の記載がある方が当然良い。これは業者であれば当然のことであろう。また、固定電話の番号から業者の所在地(都道府県、市町村等)にも偽装の注意等をしたい。さらに、所在地の店舗などで実際に販売しているのか。実際に商品を手にとって見ることが出来るのか。を確認したい。これは業者の実在性の確保と万が一の責任の追求の為である。通常、店舗などで実際に商品を展示している業者はその所在地で営業活動を行っているため、購入後その所在地に行けば万一のクレームや責任の追及ができ、店舗を持つ業者もそれだけ商品に対するリスクや品物に対し、それなりの自信を持って販売しているといえよう。インターネット通信販売やオークションの場合もちろん親切に、誠実に対応しているのがほとんどと思われるが、直談判となると店舗などを持つ業者の方が一般にその点は優位だろう。短期間にインターネット通販を行い、所在地をころころ変えるペーパー事業者などに対する消費者にとってリスク軽減となる。また、消費者がその業者の店舗などに直接訪問して実際に手にとって見れる所在地の環境にあれば実際に時間を取って訪問したほうが良いだろう。従業員へ直接的な質問や新たな発見、詳細な説明が受けられると思われる。 3、インターネットでの商品写真の確認、例えば写真画像の現品であるのか。拡大写真画像が1枚程度しかない場合、消費者がさらなる写真画像や一部の拡大写真画像、表裏面画像などを請求することがあげられる。ここまででほとんどのトラブルは回避できると思う。 4、そして最後に本物かどうかの確認のためにモルダバイトの第三者機関の鑑別書の請求である。鑑別書は外国地での鑑別書や鑑定書よりも日本国内のAGL会員の鑑別書が望ましい。さらには非破壊成分分析検査での鑑別を行うのかも重要な点である。この鑑別書は通常は商品代金に別途かかる可能性がほとんどであるが、なかには鑑別書込みの価格が提示されている場合もある。業者では出来ない場合は消費者自身で商品購入後、鑑別に出した場合、万が一偽物であった場合の返品方法、期限(鑑別には3週間程度要することも有る。)を確認するのが良いだろう。鑑別書は費用がかかるが、高価なモルダバイト商品の場合、不安な時は添付する方が安心であろう。なお、モルダバイトブレスレットの場合は全粒の鑑別書が当然望ましい。モルダバイトブレスレットの場合、無作為に1粒抜いて鑑別することも考えられるが、その他の粒については偽物か本物か判別していないことになるのでやはり全粒の鑑別書が安心だろう。 写真画像は国内第三者機関でのモルダバイトブレスレットの全粒鑑別の鑑別書である。 本稿は日昇堂インターネット通販部筆。 (http://www.sunrisefirm.com)。 |
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