仲間由紀恵１４歳差婚、田中哲司と６年間交際実らせた

　かねてから交際が伝えられていた女優の仲間由紀恵（３４）と俳優の田中哲司（４８）が１８日、都内の区役所に婚姻届を提出した。２人は２００３年にドラマで初共演し、０８年頃から交際。６年間の愛を実らせてゴールインした。仲間はマスコミ各社にファクスで「公私にわたり１＋１が２以上の結果を残せるよう精進して参ります」とコメントを寄せた。挙式、披露宴などは未定という。

　２１世紀の国民的女優がついにゴールインした。高視聴率を稼ぐＮＨＫ連続テレビ小説「花子とアン」では、粗野な実業家の夫を捨てて活動家のインテリ青年と駆け落ちする準ヒロイン・蓮子役が話題となっているが、実生活では６年間の一途な愛を貫き、静かに幸せをつかんだ。

　仲間はこの日、都内でテレビ番組の収録に参加したため、婚姻届は田中が東京・池袋の東京芸術劇場の舞台「背信」の本番前に都内の区役所に１人で提出した。沖縄の母親が地元の占い師に縁起の良い日を見てもらった結果、この日に決まったという。

　仲間は午後、所属事務所を通じ、マスコミ各社にファクスを送付。「当初は仲の良い友人としてお付き合いが始まり、彼の穏やかさが自然の流れとなり、機が熟しこの度結婚の運びとなりました」などと報告した。

　関係者によると、お互い多忙のため、挙式、披露宴は未定。現在も近所だが、別々の家で暮らしているという。しかし、親族だけのパーティーは行う可能性がある。今後３年間は仕事でスケジュールがいっぱいな状況もあり、妊娠はしていないという。

　２人が知り合ったのは０３年の仲間主演のフジ系ドラマ「顔」。当時は親しい付き合いはなかったが、０７年のＴＢＳ系ドラマ「ジョシデカ！―女子刑事―」で再び共演したのを機に仲を深め、０８年頃から交際。以来、互いの家を行き来するなど静かに愛を育んできた。

　田中は主にクセの強い脇役で活躍する実力派。今年はＮＨＫ大河ドラマ「軍師官兵衛」で、織田信長に謀反を起こした荒木村重役の熱演が話題となるなど、名バイプレーヤーとして着実に実績を上げてきた。

　仲間が結婚を強く意識するようになったのは昨年からで、周囲にも結婚願望を隠さず打ち明けていた。仲間のアピールに、所属事務所「プロダクション尾木」の尾木徹社長も「これだけ頑張っているんだから、もう結婚を認めてあげてもいいですよね？　というわけで突然ですが入籍のご報告となりました」と説明。「花子とアン」の収録が終わり、１０月からＴＢＳ系で主演ドラマ「ＳＡＫＵＲＡ〜事件を聞く女〜」（月曜・後８時）がスタートする前のタイミングでの結婚となった。

　◆仲間　由紀恵（なかま・ゆきえ）１９７９年１０月３０日、沖縄県浦添市生まれ。３４歳。地元のオーディションで注目を集め、９５年に上京。同年、日テレ系「日本一短い母への手紙２」でデビュー。２０００年に映画「リング０バースデイ」で初主演。同年スタートのテレビ朝日系ドラマ「ＴＲＩＣＫ」で注目を集め、日本テレビ系ドラマ「ごくせん」が高視聴率を記録。０６年のＮＨＫ大河「功名が辻」に主演した。ＮＨＫ紅白歌合戦の紅組司会を４回、ゲスト審査員を２回務めた。１６０センチ。血液型Ａ。

　◆田中　哲司（たなか・てつじ）１９６６年２月１８日、三重県生まれ。４８歳。日大芸術学部演劇学科卒。９５年、舞台「ハムレット」でデビュー。蜷川幸雄氏主宰の蜷川カンパニーや、串田和美、岩松了らが演出する舞台にも数多く出演。映画やドラマ、ＣＭにも活躍の場を広げた。映画は「ハッピーフライト」（２００８年公開）、「そして父になる」（１３年公開）などに出演。今年はＮＨＫ大河ドラマ「軍師官兵衛」で荒木村重を演じた。身長１８２センチ。血液型Ａ。