安倍首相の靖国参拝:市民ら222人が大阪地裁に2次提訴

毎日新聞 2014年09月18日 21時17分

 安倍晋三首相の昨年12月の靖国神社参拝で憲法が保障する平和的生存権を侵害されたとして、市民ら222人が18日、安倍首相と国、靖国神社を相手取り、参拝差し止めや1人当たり1万円の賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。大阪地裁では今年4月に続く2次提訴で、原告は768人になった。

 2次提訴の原告には、台湾の先住民族で構成された旧日本兵「高砂義勇隊」の戦没者遺族らが加わった。大おじ2人が義勇隊に徴用されて戦死し、靖国神社に合祀(ごうし)されている台湾の女性ミュージシャンで原告の張嘉※(ツァン・チャーチー)さん(34)は「首相の参拝で平和的な日台関係が崩れた」と訴えた。【堀江拓哉】

※「王」編に「其」

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