大都市圏での上昇が目立つ今年の「基準地価」。ただ、地方圏では約8割が下落と苦戦が続く。人口減や産業の衰退といった要因に、土砂災害などのリスクが追い打ちをかける。

■交通網が整備、東京は地価上昇

 秋田県は都道府県別で住宅地、商業地、工業地とも下落率が最大だった。人口減少率も全国一で、近年は年に約1万人減っている。