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【国際】

「イスラム国」500人処刑 イラク軍捕虜 5カ所で

 【カイロ=中村禎一郎】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは三日、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」がイラク北部のティクリートで、これまでに五百人以上を処刑したとの報告を公表した。同団体が当初推定していた犠牲者数の三倍に上るとみられる。

 報告によると、生存者の証言や現地の映像などから、少なくとも新たに三カ所で、「イスラム国」による虐殺を確認。すでに確認されている二カ所と合わせ、虐殺は五カ所であったとしている。死者は「イスラム国」に捕まったイラク政府軍兵士を中心に計五百六十〜七百七十人とみられる。

 「イスラム国」は六月、イラク第二の都市モスルを支配下に置くと、イラク北西部で勢力を拡大した。

 しかし、イラク政府軍は先月三十一日、米軍から空爆による支援を受けて、「イスラム国」に包囲されていた北部のアミルリを奪還した。中東の衛星放送アルジャジーラによると、政府軍は現在、ティクリートやモスルの奪還も視野に入れている。

 

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