ロイヤルカナン「韓国はペットフード工場の最適地」

ロイヤルカナン「韓国はペットフード工場の最適地」

2014年09月03日11時01分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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ルイク・マト代表
  世界的なペットフード会社の仏ロイヤルカナンが2日、650億ウォンを投資し全羅北道金堤(チョンラブクド・キムジェ)にアジア初の生産基地を作ると発表した。全羅北道との業務協約締結を翌日に控えた1日、ソウルのロイヤルカナン韓国支社でルイク・マト代表に会った。彼は現在アジア太平洋地域担当で、来月1日にフランス本社代表に就任する。

  ――日本やオーストラリアを抜いて全羅北道金堤が選ばれた。

  「韓国はすべての条件をバランス良く備えた投資先だ。交通・通信のようなインフラがしっかりしている上、教育水準が高く技術の優れた労働力を適切な賃金で雇用できる。金堤は群山(クンサン)のような輸出入港が近いながらも原料を周辺地域から調達しやすい農村地域だ。その上自治体の支援がしっかりしていた」

  ――アジアで初めての工場なのか。

  「中国にロイヤルカナンの工場があるが中国内需用だ。金堤工場は生産製品の80%以上を日本、オーストラリア、ベトナムなどに輸出する予定だ。アジア初の生産基地と見れば良い」

  マト代表は「海外にすでに12カ所の工場があるが、アジア生産基地は絶対に必要だった」と強調した。ペットのえさにペットフードを与える割合は韓国が40%、中国が16%しかないため成長可能性が非常に大きいということだ。

  ――地域経済にどの程度役立つだろうか。

  「直接雇用人員は70人余りだが間接効果ははるかに大きい。原料も韓国で調達し、アジア各地の顧客が工場を直接見るために金堤を数えきれないほど訪問するだろう」

  ――ロイヤルカナンのブランドは見慣れないが。

  「大型マートで消費者が直接購入できる製品ではないためだ。獣医師や飼育士のような専門家が顧客に販売する。ペルシャ猫の子猫用、成長期のダックスフント用など460種余りの製品の中から選ぶには専門家のサポートが必要だ」

  ――とても制限的な販売方式ではないのか。

  「スニッカーズ、M&Mなどのチョコレートで有名な親会社のマースグループの年間売り上げ330億ドルのうちロイヤルカナンの割合が40%で最も高い。手術や薬品ではなく栄養バランスを整えたペットフードでペットの病気を予防し治療するというコンセプトで成長中だ。韓国工場も大きくなるだろう」。
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