日本円の価値はどう変化してる?実効為替レートの見方
2013年03月12日更新
はじめに
世界には、円だけでなく様々な通貨があります。たくさんの通貨がある中で、ひとつの通貨の価値はどのように決まるのでしょうか。
今回は、通貨の相対的な価値を表す「実効為替レート」の読み方を説明します。
実効為替レートとは
為替レートとは、通貨同士がいくらで交換できるかの比率を表したものです。ニュースなどで、「1ドル=94円50銭」などと聞くことがありますがこれが円とドルの為替レートになります。
しかし、世界には円とドルだけでなくユーロや元などさまざまな通貨があります。実効為替レートとは、2通貨間のレートだけでは見ることのできない通貨自体の価値を一つの指標で見ることができるものになります。
円高・円安とは
よく、円がドルに対して上昇すれば円高と言われますが、実際にはユーロなど他の通貨などに対しても上昇していなければ、円高の影響を大きく受けません。
つまり、各国の通貨に比べて円の価値が上がれば円高になったと言え、その変化を実効為替レートで見ることができます。
名目実効為替レートと実質実効為替レート
「名目実効為替レート」は、ある通貨と他の通貨のそれぞれの為替レートを、貿易量などの比率を使った加重平均をして算出されます。
「実質実効為替レート」は、この名目実効為替レートに物価上昇率を加えたものです。日本の名目実効為替レートは変わっていなくても、貿易先の国や地域の物価上昇率を日本の物価上昇率が上回っていれば、実質実効為替レートは上昇します。
実効為替レートの見方
実効為替レートは、ある基準時点を100として変化を表します。日本では、円が変動相場制に移行した直後の1973年の3月時点を100として指数化されています。
実効為替レートのグラフからは、時期ごとの通貨の価値の変化を読み取ることができます。ある時点の数値が125の場合、1973年3月に比べて25%上昇していると読み取れます。
また、円の実効為替レートではグラフが上がると「円高」、下がると「円安」と見ることができます。
終わりに
実効為替レートの読み方を説明しました。世界の通貨の中で、円の価値がどう変化しているのかぜひ確認してみてください。
本記事は、2013年03月12日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

