大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DSが初週で100万本販売突破と不思議なプレスリリース
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9月13日に発売された「大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS」の売れ行きが好調のようだね。
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初週2日間で100万本の販売を達成したと発表されました。この発表は任天堂から、ダウンロード版も含めた数字として発表されています。
また、各種集計機関でもメディアクリエイトで94万本と、100万本に近い数字が出ています。こちらはダウンロード版が集計対象外と言われています。
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この売れ行きはゲーム業界にとってもファンにとっても嬉しい結果です。
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どうですか、この初週の売れ行きは?
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売れ行き自体はどうでもいいのだが、それ以上に気になったのが、任天堂がこうした売れ行きの発表をわざわざ単体のニュースリリースでしたという点。
過去のニュースリリースをソフトに絞って見てみると、2009年8月25日の「Wiiスポーツ リゾート」の国内100万本突破が最後だった。
それ以前もネットで掲載されている分を確認しても、1997年までさかのぼっても1個もなかった。
初週100万本突破という意味での発表は、もちろん今回が初。
それくらい、「Wiiスポーツ リゾート」と同じように好調を伝えていきたいと思っているタイトルなのかな、と。
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過去には本体の売れ行きを発表することもありましたが、こちらもそれほど多くありませんでした。
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決算ごとにある程度まとめて発表しているというのもあるのだろうけど。
この点は意外なこととして今回受け止めている。
実際の売れ行きに関しては、思った以上に勢いがあるな、という程度かと。
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「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズは過去を振り返ると200万本以上売れていたタイトルもありましたので、この後の伸びも気になります。
一番売れたのはWii版の「大乱闘スマッシュブラザーズX」でした。
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後は他のタイトルとの兼ね合いがうまくいくかどうか。
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他のタイトルがどう関係しますか?
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例えば、「妖怪ウォッチ2」に波及、もしくは「妖怪ウォッチ2」からスマブラに人が来てくれるかとか、10月11日発売の「モンスターハンター4G」や、12月18日発売の「ファイナルファンタジー エクスプローラーズ」のようなタイトルにも広がりを持たせることが出来るかどうか。
いずれも本体を持ち寄って楽しむことのできるタイトルなので、知人間での遊びが1タイトルだけでなく、複数でその都度遊ぶようなことになるような、そんな広がりがあれば、うまく兼ね合えたといえる。
そうなれば、まだまだ家庭用ゲーム機も捨てたものではないな、となるのだが。
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そうならない可能性もあるということですよね?
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知人がそれらのタイトルをすべて買ってくれるとも限らないから。
特に、任天堂としては「妖怪ウォッチ2」のユーザーにも遊んでもらいたいのだろうが、お金をあまり持っていない子供が主体的に購入できるわけでもないので、うまく親に買ってもらえるような状況になる必要もあるだろう。
「ポケットモンスター」の新作も控えているので、これらも含めて子供世代に訴求していければ、まだまだ日本国内のニンテンドー3DSの環境は良いと言える。
「モンスターハンター4G」「ファイナルファンタジー エクスプローラーズ」辺りはもうちょっと上の世代の人が買って数タイトルをみんなで遊ぶような環境になれば、売れ行きの伸びも面白いことになりそうだ。
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逆に食い合ってしまうことも考えられます。
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特に「モンスターハンター4G」はシリーズとしての飽きも出始めているので、今回が正念場。300万本以上をちゃんとキープできれば良いと思うが如何に。
いずれにしろ、年末商戦に向けて幸先が良くて何より。