エンタメボーカロイドの歌声にPC駆使した「ハイパー文楽」短編映画ヒット 日本の最先端技術と伝統芸能が融合+(1/2ページ)(2014.9.17 08:26

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ボーカロイドの歌声にPC駆使した「ハイパー文楽」短編映画ヒット 日本の最先端技術と伝統芸能が融合

2014.9.17 08:26 (1/2ページ)
映画「ボーカロイドオペラ葵上with文楽人形」では、iPhoneを使いこなす文楽人形が登場する(c)2014 opera-aoi

映画「ボーカロイドオペラ葵上with文楽人形」では、iPhoneを使いこなす文楽人形が登場する(c)2014 opera-aoi

 ボーカロイド(音声合成技術)の歌声に合わせ、iPhone(アイフォーン)やアップル社製コンピューターを操る文楽人形-。日本の最先端技術と300年の歴史を誇る伝統芸能が結びついた短編映画がヒットしている。

 東京・下北沢「トリウッド」で上映中の「ボーカロイドオペラ葵上with文楽人形」(加納真監督、www.opera-aoi.com)で、9月10日に上映が始まると連日完売でキャンセル待ちの人気を集め、追加上映も決まった。「初音ミク」に象徴されるボーカロイドファン、文楽ファン双方とも、ハイテクとアナログが共存する異色のオペラを新鮮に受け止めたようだ。

 同作は今年7月27日、ロンドンで開催された英国最大の日本文化発信イベント「ハイパージャパン2014」で世界初上映。メーンステージ(500席)で多数の立ち見が出るほどの注目を集めた。

 作品は、源氏物語を基にした能「葵上」を現代風にアレンジした30分の短編。「交通事故で意識不明となった歌手のアオイに、世間から忘れ去られた音声合成ソフトのミドリが取り憑き、収録予定だったテクノポップ『慈(じ)救(く)咒(しゅ)』を歌い出す」という物語。3人遣いの文楽人形の背景がコンピューター映像で、合成音声ならではの3オクターブの歌声と人形の動きが共鳴し合い、人の心の不思議や異界を表現する。

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