Pythonで学ぶ金融工学

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【書評】インベスターZ 第2巻(三田紀房著)を読んだ感想を書きます。

インベスターZの第2巻を読んだ感想を書きます。

インベスターZ(2) (コルク)

 モーニングにおいて連載中のインベスターZ三田紀房著)の第2巻を読んだ感想を書いていきます。第1巻の感想については、既に書いておりますので、本記事を読む前に読んでいただけたらと思います。

インベスターZ、第1巻のあらすじ。

  • 財前孝史は北海道随一の進学校「道塾学園」に入学する。各年の成績トップ入学者は投資部に無理矢理入部させられる。この投資部が学園の資産を運用し、得られた利益をから学園の運営費が賄われている。
  • 投資部の運用目標は、学園の資産3,000億円から年8%・240億円の利益を得ることである。学園の資産を増やし、次世代に渡すことが使命である。
  • 財前は早速100億円の運用を任される。上場来最安値をつけていたソーシャルゲーム(ソシャゲー)株の「ゲーキチ」に30億円ほど突っ込む。
  • 授業中に麻雀の勉強をする。

インベスターZ、第2巻のあらすじ。

  • ゲーキチ株を持ち続けてゲーキチを応援したいという財前に対し、先輩は「我々が守るのは投資先ではなく、道塾学園である。自分の感情を捨て、投資の法則に身を委ねよ(意訳)」と怒られる。
  • 先輩からゲーキチ株を売れと言われるも、ゲーキチ株は上がると信じて持ち続ける財前。ゲーキチ株の含み益が13%まで上昇するも、次の日は9%安。こういった場合、投資の初心者は塩漬けにしてしまうことが多いが、財前は塩漬けにすることなく利益を確定。100点満点ではないが合格ということで、それなりに感心される。
  • ゲーキチ株を利益確定できたことでラーメンをおごってやると街に連れだされる財前*1
  • ラーメンをおごってやると言われてノコノコと付いていくも、何故か自腹でクソつまらない映画を観させられて怒り心頭に達する。
  • 実は、クソつまらない映画を観させるのは投資部の伝統であり、損切りのできる人間かどうかを見極める、または損切りの大切さを教えるためのものであった。
  • ゲーキチ株で味をしめた財前。人気ブログの受け売りで株を買おうとするも、先輩にバレる。「投資について勉強してこい」と言われたり、「投資は勉強するな」と言われたりして右往左往する。
  • 財前、「投資の勉強とは、正解を知ることではない。問題を作り、その問題を誰よりも先に解くこと。投資に大切なことは、未来を予測する力である」と看破する。

勉強になったこと。

  • 「過去は忘れる」ことが投資家であるための絶対条件。

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 株価は予測に対して形成されるものです。予測はあくまで予測であり、現実とは異なります。また、予測は往々にして誤りを含むものです。正確な予測が不可能である以上、予測を誤る可能性があることを十分に認識し、過去の(誤った)判断に拘ることなく、合理的に資産を動かしたいものです。

  • 夢中になれることしか続けられない。

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 第1巻の感想文においてわたくしは、投資部が年金運用のようなスタイルではなく、デイトレードやスイングトレードのようなスタイルであることについて疑問を呈しました。第2巻ではこの疑問に対する回答が書かれておりまして、参考になりました。

 曰く、「年金運用のようなスタイルよりも、ヘッジファンドのような絶対収益を追求するスタイルの方が面白い。若者である投資部の面々は、夢中になれることしか続けられない。そのため、ヘッジファンドのようにエキサイティングなスタイルを取り入れるのが正解である」、とのこと。

 これはアラサーを迎えるわたくしにとっても無縁の話ではありません。人間、興味が持てないことを続けるのは苦痛なものです。投資のスタイルはひとつだけではありません。自分が興味を持てる、あるいは自分に合ったスタイルを持つということは大切なことであると思います。

次回予告。

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 資料を調べようと休日に投資部の部室を訪れる財前。そこには何故か少女がいた。聞くとこの少女、道塾学園の創始者である藤田金七の玄孫(やしゃご)、藤田美雪であるという。

 藤田に1年間の運用目標を聞かれ、8%と答える財前。「コンサバ(保守的、安全志向、冒険しない、もっと頑張れの意)ねえ」となじられ、ドキドキしてしまう。

あわせて読みたい。

*1:1巻では「投資部の部室を出たら他人と思え」、と言われていたのですが、良いのでしょうか。