中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

ソフトバンク9回に“投壊”

2014年9月16日 紙面から

◇ロッテ8−1ソフトバンク

 ロッテが快勝した。1回に併殺打の間に1点を先制し、6回はデスパイネが8号2ラン。9回は田村の3点二塁打などで5点を加えた。涌井は7回途中まで1失点で7勝目。ソフトバンクは打線がつながらず、2カード連続の負け越し。

 湿り気味のバットに加え、ソフトバンクはいたずらに失点を重ねた。勝って乗り込みたかった決戦の地・大阪へ、足取りも重く向かうことになった。5試合連続で先制を許して「初回に点を取られているのが、チームの雰囲気としてよくない」と秋山監督。努めて冷静に振り返った。

 9回には押し出し四球など“投壊”があり、強力打線にも当たりが戻らない。涌井の前に6回までゼロ行進。途中出場の吉村が7回に適時打を放ったが、8、9回はあっさり3人ずつで攻撃を終えた。「(攻撃陣は)いいピッチングをされているのか、雑になっているのか」と秋山監督は振り返った。

 2位オリックスも敗れたため、ゲーム差は「3・5」のまま直接対決を迎えられる。まさに今季の行方を決める3連戦。もちろん、チームに「1勝すればいい」との安易な考えはない。4年前の2010年。残り6試合で首位西武に3・5ゲーム差をつけられながら、奇跡の逆転優勝を果たしたのは、他でもないソフトバンクだった。勝負事に「絶対」はないからこそ、秋山監督は一戦必勝の姿勢を崩すことなく、チームに緊張状態をつくってきた。

 オリックス相手の京セラドーム大阪は今季1勝7敗と大きく負け越しているが、ここまで来て過去の相性など関係ない。「切り替えてやっていくこと。(オリックスは)目の前の敵だしな」。がっぷり四つのガチンコは望むところ。正々堂々と自らの手で引導を渡し、2014年の王者になる。 

  (石田泰隆)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ