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パイオニア 2200人削減
9月16日 22時00分

電機メーカーの「パイオニア」は、カーナビゲーションシステムの事業に経営資源を集中させることで業績を着実に回復させたいとして、これとは関係のない事業の売却などを通じて、グループ全体の10%に当たるおよそ2200人の人員を削減すると発表しました。

発表によりますと、パイオニアは、世界シェア1位でダンス音楽の演奏などに使われるいわゆるDJ機器事業をアメリカの投資会社に売却するほか、自動車向けのスピーカーなどを製造している山形県天童市にある子会社で間接部門の人員削減を行うなどとしています。
また先週、不振のAV事業を売却すると発表していて、一連の合理化を通じて、来年3月までにグループ全体の10%に当たるおよそ2200人の人員を削減するということです。
ことし3月期の決算で増収増益となったパイオニアは、今後も業績を着実に回復させるため、成長が見込めるとしているカーナビゲーションの事業に経営資源を集中させる方針です。
記者会見した小谷進社長は「すべての事業に投資することはできず、今のままではどっちつかずになってしまう。今回が最後のチャンスとして、不退転の決意でカーナビに力を入れていく」と述べました。

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