アメリカ西海岸で、「Ready SIM」を使ってみました

 出張でサンフランシスコとシアトルに行く用事があったので、T-mobileのMVNOであるReady SIMを使ってみました。今回試したのは【米国内宛の通話 + 全世界宛のSMS + 1GBのデータ通信】ができるタイプ(35ドル)とY!mobile版Nexus5の組み合わせです。

 Ready SIMの最大の特徴は、面倒なアクティベーション作業を必要としない点です。端末にSIMカードを挿入するだけで良いため、英語力に自信がない方でも安心して使えます。今回は、出国前に入手したSIMカードを予めNexus5に挿入しておき、飛行機の着陸直後に端末の電源を投入。12分後には、アクティベーション完了と自局番号を知らせるSMSが届きました。

ReadySIM activationSMS

 パケット通信を行うにはアクセスポイントの設定が必要となりますが、【APN:roam】以外は空白でOKです。この状態でテザリングも可能となります。ちなみに、アクティベーション完了前にAPNを設定してパケット通信を試みたところ、下記の空白ページにリダイレクトされました。

 ReadySIM APNsetting ReadySIM preprovisioned

  サンフランシスコ・サンノゼ近郊では、概ねHSDPAの電波を拾っていましたが、3Gや稀にEDGEに落ちることもありました。日本ではピクト表示「E」なんてお目にかかれませんね。スループット計測では8.6Mbpsを記録し、HSDPA接続時は快適に使えます。

 シアトル近郊では、HSDPAと3Gが半々くらい。Link(路面電車)のトンネル内が圏外なのが辛かったです。HSDPA接続時のスループット計測では9.6Mbpsを記録しており、場所による変化が大きいですね。

Ready SIM edge ReadySIM speed@mountain view ReadySIM speed@seattle downtown

 Ready SIMは、① 通話・SMS機能の有無、② データ通信容量(500MB, 1GB, 2GB)、 ③ SIMカードのサイズ を利用形態に応じて選択でき、1日あたり$3.57(約380円)とリーズナブルな価格です。1700/2100MHz対応のSIMフリー端末を持っている方であれば、アメリカ渡航時に利用しない手は無いと思います。

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