ストーカー:風俗業界の被害深刻 事情話せず苦悩
毎日新聞 2014年09月15日 07時30分(最終更新 09月15日 08時17分)
警察庁によると、性産業従事者(SW)と客だけでなく医者と患者、タレントとそのファンなど同様の関係性の中で起きた2012年のストーカー事案は前年比約53%増の1103件に上る。認知件数全体に占める割合も同比0.6ポイント増の5.5%で、申告をためらう傾向にあるSWの実情を考えれば、実際のストーカー被害はもっと多いとみられる。
関係性の割合が高い順では、交際相手(元交際相手含む)52.5%▽知人友人10.8%▽勤務先同僚・職場関係者9%−−などだった。【長谷川豊】
◇ストーカーになりやすい客の主な見分け方
・プレゼントをよく持参する
・同情を引く話をよくする
・1日に3通以上メールを送信してくる
・店員らに対する態度が悪く、ほめないと機嫌が悪い
・3日間メールを返信しないと怒る
◇被害に遭わないためにSWが心がけるべきこと
・誰でもストーカーになり得るという意識を持つ
・住所の特定につながりかねない個人情報や顔写真を渡さない
・ストーカーは言葉にとても敏感。口約束はしない
※小早川さんへの取材で作成