2014年9月15日17時37分
埼玉県警飯能署は15日、折りたたみ式ナイフの刃渡りの計測を間違え、男性を銃刀法違反容疑で14日夕に誤認逮捕した、と発表した。同署は14日夜に男性を釈放し謝罪。その後、父親を殺害するためにナイフを持っていた疑いが出たとして、この男を15日、殺人予備容疑であらためて逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕されたのは、飯能市矢颪の自称土木作業員元木幸次容疑者(29)。飯能署によると、14日午後5時20分ごろ、元木容疑者の父親(62)から「(自宅で)親子げんかをしている」と110番通報があった。署員が現場に駆けつけたところ、近くの路上で折りたたみ式ナイフを持った元木容疑者を発見。署員は、ナイフの刃体を銃刀法の基準(8センチ)を超える8・2センチと計測し、同法違反の疑いで現行犯逮捕した。
しかし、署で改めてナイフを測り直したところ、刃体は7・6センチだったことがわかったという。
誤認逮捕について、同署の鈴木泰弘副署長は取材に対し「逮捕された男性におわび申し上げます。職員に対する指導を徹底し再発防止に努めます」と話した。
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朝日新聞社会部
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