アジア大会向け日本選手団が結団式9月14日 19時07分
今月19日に韓国のインチョン(仁川)で開幕するスポーツの祭典、アジア大会に向けて、日本選手団の結団式が14日、都内で行われました。
17回目を迎える大会ではオリンピックよりも多い36の競技が行われ、45の国と地域からおよそ1万3000人の選手が出場する予定です。
日本からは選手712人を含む1069人が参加します。
開幕を5日後に控えて、結団式には秋篠宮さまが出席され、選手とその家族などおよそ1200人が参加しました。
式では、旗手を務めるアーチェリーの川中香緒里選手に選手団の旗として国旗が手渡されました。
続いて、秋篠宮さまが「日頃の鍛錬の成果を発揮して競技に力を尽くすとともに、アジアのほかの地域の選手と交流を深めて、国際親善にも貢献してほしい」と激励されました。
最後に、日本選手団の主将を女子選手として初めて務めるウエイトリフティングの三宅宏実選手が「日本の皆様に勇気、希望、感動を与えて、2年後のリオデジャネイロオリンピックと、6年後の東京につながるよう最善を尽くします」と大会での健闘を誓いました。
アジア大会は今月19日の開会式を前に、14日からサッカーの予選リーグが始まります。
三宅主将「日本の皆さんと盛り上がりたい」
インチョンアジア大会の日本選手団は結団式に続いて記者会見し、主将を務めるウエイトリフティングの三宅宏実選手は「日本の皆さんと一緒に盛り上がれるような大会にしたい」と抱負を述べました。
28歳の三宅選手はおととしのロンドンオリンピックで銀メダルを獲得し、3回目の出場となる今回は女子選手で初めて日本選手団の主将を務めます。
三宅選手は、会見で「主将という大役に緊張や不安はあるが、しっかりと務めたい。すべての選手が最高のパフォーマンスをして日本の皆さんと一緒に盛り上がれるような大会にしたい。個人でも少しでも上位に入れるようベストを尽くしたい」と述べました。
また、選手団の旗手を務めるアーチェリーの川中香緒里選手はロンドンオリンピック女子団体の銅メダリストで、会見では「開会式では最後まで精いっぱい日本の旗を持って歩きたい。競技では、個人、団体ともにメダルを目指し、大勢の人にアーチェリーのことを知ってもらえるようないい試合をしたい」と意気込みを話しました。
青木団長「五輪で行われる28競技でメダルを」
青木剛団長は6年後の東京オリンピックを見据えて「オリンピックで行われる28競技すべてでメダルを獲得したい」と述べました。
そのうえで、青木団長は「2002年の大会では、競泳の北島康介選手が世界記録を更新し、2年後のアテネオリンピックで2つの金メダルを取った。6年後に向けて若い選手に出てきてほしい」と若手の台頭に期待を寄せていました。
日本は前回のアジア大会では、金48個、銀74個、銅94個のメダルを獲得し、金メダルの数、メダル総数ともに中国と韓国についで3位でした。
高田裕司総監督は、メダル数の目標について、「開催国でライバルの韓国はトップ選手をそろえるようだが、日本は体操や柔道などが世界選手権と日程が近くトップ選手が参加できない。メダルの数よりもこの先のオリンピックに向け、実力を見る大事な機会と考えている」と述べました。
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