金融庁は29日、3メガバンクに対して、11月5日から一斉に立ち入り検査をすると通知した。みずほ銀行が暴力団員らへの融資を放置していた問題を受け、こうした融資やマネーロンダリング(資金洗浄)を防ぐ「法令順守(コンプライアンス)体制」も調べる。

 通知したのは三菱東京UFJ、三井住友、みずほの3行のグループ。金融庁は今年9月、3行の検査では、企業統治や貸し倒れリスクなど重要テーマごとに専門チームをつくり、同じ基準で各行を比べて検査する方法に変えた。今回がその新検査の第1弾になる。

 みずほ銀では、問題融資を防ぐ体制がどれだけ改善されているかも調べる。

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