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バイラルメディア【概要編】 Web業界で今注目のバイラルメディアについて知っておこう!
いまウェブ業界で話題のバイラルメディア。言葉は聞いたことがあっても、詳しくは知らない方も案外多いのではないでしょうか?
そこで今回、バイラルメディアを【概要】【実例編】【収益化編】【UI編】の4回に分けて解説していきたいと思います。
バイラルメディアとは?
バイラル(Viral)とは日本語訳すると、「ウイルス性の」「感染的な」という意味になります。「バイラルメディア」とはFacebookやTwitterなどのSNSの情報拡散力を利用して、話題性のある動画や画像を中心に、ウィルスに感染したかのように短期間で爆発的なトラフィックを集めることを目的としたメディアのことを言います。俗に言う「バズる」コンテンツ、主におもしろ画像、感動的なストーリーなど、思わずシェアしたいと思う様な内容で構成されます。アメリカでは去年から爆発的な人気を誇っており、日本もそのトレンドに追従する形で様々なサービスがいま立ち上がり始めています。
バイラルメディアの特徴
短くてシンプルな記事
例えば、刺さる動画メディア「dropout」での記事紹介は、以下のようにタイトルと動画、その下にソーシャルボタンのみです。アイキャッチ画像もなく、記事をクリックして専用のURLを開く必要もありません。拡散はSNS
これまでのウェブメディアは検索エンジンからの流入経路が主でしたが、バイラルメディアではFacebook、TwitterなどのSNSを利用します。キーワード検索などで来るSEOはほとんど考えられていないと言っても過言ではありません。スマホで見やすい
多くのユーザーはSNSをスマホ・タブレットで見ています。そのためサイト自体もスマホで見やすくシンプルにし、シェアボタンを押しやすくしているのが特徴です。
コンセプトをはっきりさせる
バイラルメディアで最も重要なのが、「何のためのメディアなのか?」という点です。そのメディアがどんな共感を呼びたいのかを示すことで、タイトルからすぐに内容がわかり共感→シェアされるという流れをスムーズにできるでしょう。※バイラルメディアのコンセプト例
「アンバサダー」という仕組み
コンセプトは、「リアルタイムで世界とつながり、まるで世界を旅するように未だ見ぬ新しい自分を探求する。」
アンバサダーとは?
アンバサダーとは、英語で「大使」「使節」という意味です。メディアにおけるアンバサダーは、そのメディアのファンとして、またインフルエンサーとして口コミなどでその評判を広める存在となります。TABI LABOのように記事提供をしてくれるケースもあります。バイラルメディアに対する批判
バイラルメディアは他からのものをそのまま使っているケースが多く、著作権に関して問題が起こりやすくなっているのも事実。中には引用の度を超え、ほぼ丸パクリの状態で公開されているケースもあります。他人の著作物をキュレーションと称して載せ、そのトラフィックで広告収入を得ようとすることに対して批判の声もあるようです。
※参考
しかし一方で、バイラルメディアの表現力や仕組みによって、「価値があるのに埋もれてしまっているコンテンツ」を大きく広めることができるという見方もあります。
スマホユーザーの利用者が増加し、電車の中や待ち時間時間などに「サクッと」見られるコンテンツが多い、バイラルメディアは今の時代に非常に適していると言えます。しかし、コンテンツが引用中心のため、著作権の問題などが今後も課題となりそうです。