iPhone6への購入に1件でも多くつなげようと、ドコモ、au、SoftBankの3社による、iPhone5やiPhone5Sの下取り価格合戦が、なんだか面白いことになっています。
まずは下取りキャンペーンの最初に立ち上げたSoftBank。
「タダで機種変更キャンペーン」を利用してiPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5からiPhone 6(16GB)に機種変更する場合、機種代金が実質負担0円(通常:610円/月)になり、さらに毎月の通信料金から合計10,800円(税込)を割引します※1。本キャンペーンの適用条件や割引額などの詳細は以下よりご確認ください。
なるほど、SoftBankでiPhoneを利用している層をうまく取り込んで、機種変なら実質0円でiPhone6が持てますよ~というキャンペーンを展開しているわけですね。
当然、下取りキャンペーンなので、iPhone5やiPhone5Sといった端末はSoftBank側に回収されてしまう点はご注意ください。
これに続いたのがドコモ:
これに続いたのがドコモです。他社のiPhoneを高額で買い取ることで、他社からiPhone6の契約者を奪おうとしているようです(9月14日に発表)。
NTTドコモは14日、他の携帯電話会社がこれまでに販売した米アップルの「iPhone(アイフォーン)」の下取りを拡充すると発表した。最大4万3200円相当のポイントを一括付与する。新型iPhoneの発売を19日に控え、iPhoneの利用者が多いソフトバンクモバイルとKDDI(au)から顧客を奪う姿勢を鮮明にした。
iPhone6の予約販売が開始されてから2日後にスタートしたキャンペーンであるということを考えると、正直、ドコモのiPhone6予約数は伸び悩んでいたのかな?という気がしなくもありません(ニュースなどでもSoftBank優勢という情報が流れていました)。
それを覆すべく、携帯会社乗り換えでiPhone6が最安になる…というキャンペーンを開始したのではないかと思います*1。
更にauも下取りキャンペーン続く:
このドコモの下取りキャンペーンに対抗すべく、auでも同様の期間限定キャンペーンが発表されました。
今回、新たにiPhone 5の下取り価格を刷新した。9月19日から11月30日までに同プログラムを利用したユーザーに付与するポイントを増額。64GBは20,000円相当から27,000円相当に、32GBは19,000円相当から26,000円相当に、16GBは18,000円相当から25,000円相当に改められた。
当初設定していた下取り価格表を変更し、ドコモに対抗できる価格設定に変更したようです。既存のau携帯利用者の方にとっては、ドコモさん有り難う…という感じかもしれませんね。
続いてSoftBankの対応が待たれる:
9月14日にドコモが他社から顧客を奪う戦略出たこともあって、この次は12日に下取りキャンペーン価格を設定したSoftBankによる変更があるかもしれません。
このままだとドコモのiPhone6が最安だ!といって、ドコモに流れてしまう利用者が出る可能性もありますからね。なんらかの対策は必要になってくることでしょう(すでにSoftBankでiPhone6を予約してしまった私としては、是非とも下取り価格アップをしてほしいです!)。
以上、iPhone5や5Sの下取り価格における、ドコモ、au、SoftBankの価格設定合戦が面白い…という話題でした。
SoftBankオンライン公式のiPhone6情報:
*1:これはiPhone6を自社キャリアで提供するにあたり、携帯各社はAppleと販売台数の取り決めを行っているはず。そのため、販売状況が芳しくない場合にはなんとしてでも獲得に動かないといけない背景があるようです。下取り価格アップはAppleとのビジネスを続けていくための、苦肉の策なのかもしれませんね。