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社外取締役の損害賠償保険 拡充へ9月15日 4時59分
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社外取締役の導入が広がるなか、大手保険会社の間では、社外取締役のなり手を増やそうと、役員の損害賠償を対象にした保険を拡充させる取り組みが増えています。
経営の透明性を高めようと、外部から取締役を招く社外取締役は、法律の改正などもあって、このところ導入する企業が相次いでいて、上場企業の60%以上にまで広がっています。
しかし、株主代表訴訟などを起こされた場合、多額の損害賠償を求められる可能性もあり、なり手が増えないという指摘も出ています。
このため、大手損害保険会社の「損保ジャパン日本興亜」は、役員の損害賠償を対象にした保険を拡充することになりました。
具体的には、来月以降から社外取締役に対しては個別に保険金を支払う仕組みにして、できるかぎり補償を増やすことにしています。
同じような補償は外資系の「AIU損害保険」も始めているほか、ほかの保険会社も、社内や社外を問わず取締役に支払う保険金の限度額を引き上げています。
今後、こうした保険の拡充が社外取締役のなり手不足の解消につながるのか注目されそうです。
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